皇紀2680年7月13日 2020年7月13日

さらに上昇する前に一度ふるい落としがないと
ある程度の上昇で利食いで押されてしまう。

だから、事前にふるい落としが必要ってことは何度か
述べているんだが、それはダマシや急落だけでない。

横ばいでイライラさせられるというのも、ふるい落とし
の種類の一つである。

誰がどう見ても上昇トレンドの時に、わかりやすい
押し目で拾って利益になることは少ない。

相場は大多数に儲かるようになっていないからだ。

直近の安値を割り込んでみたり、急落が起きたり
横ばいでイライラさせたりして、

「もう終わった？」と思わせることが必要だ。

横ばいがずっと続くので監視をやめた途端に飛んでいく
レンジだろうと売ったら踏み上げられる。

こういうことが起きるのは、そう思うように演出されて
いるからである。

「誰の目に見てもそうだ」という時は疑ってかかるべきだ。

仮想通貨のように素人参加率が高い場合は、
テクニカルの教科書どおりになるが

成熟された市場、大口の存在する市場では
教科書どおりのチャートで利益が出ることは少ない。

大口は相場を作ることまでは出来ないが、
騙したり勘違いさせる程度に価格を動かすことができる。

これに毎度、毎度騙され続けるのが素人である。
学習しない生き物ともいえる。