皇紀　2677年　2月17日

昔、マネーの虎　ってテレビ番組があった。　出資する経営者と起業したい

ヤツをつなげる番組だった。　一般ウケするような事を言うのと、インパクト

を重視した番組制作だったようで、優秀な経営者かどうかは怪しいもんだと

思って見ていた。　経営者たちのその後は、どうなったのか？　ってのを

ユーチューブで見たが、ほとんどが　会社こかしたり、借金していなくなっ

たりしているようだ。　まあ、本物はテレビに出ないだろうから、そんなトコ

だろうとは思っていた。　あの番組の影響なのか、あの番組が始まった頃から

ビジネスに出資して欲しいというヤツがチラホラ来るようになった。

ほとんどの場合、プランが話にならないレベルのモノだった。

コレコレをおいしく作れるので流行ると思います。　だの

こういう、いいモノがあるんです。　と言った類の話でそれが、どう売り上げ

につながるのか？　どういうリスクがあるのか?　競合はどうなのか？　

そもそも、その業界の将来はどうなのか？　こういう質問に答えられるヤツは

ゼロと言ってよかった。　せいぜい、いくらの資金が必要で、ランニング

コストがこのくらいで・・・　ってのがあればマシな方で

そのような事すらも考えてないアホが多かった。　ただ、たまーに

応援したくなるヤツ、コイツは面白いってヤツがいる。　

だから、トレーダーになってからも、その手の話は一応聞くことにしている。

俺が思うに、リスクを甘く見積もり過ぎているのと、軽く考え過ぎているから

話にならないレベルの提案しか出来ないのだろう。　

これで・・・　よくもまあ・・・　ビジネスを起こそうと思うもんだ・・・

って　呆れる。　トレードを始めるヤツはしょうもないビジネスプランを

持ってくるアホよりも、酷い場合が多く。　リスクなんか何一つ考えてない

し、簡単に考え過ぎている。　と言うか・・・　何も考えてないという方が

正確な表現になると思う。　トレードで、メシを食っていくと思うのであれば

自分が巨額な資金を運用する投資会社の経営者になって、投資家に説明して

資金を出してもらう事を考えると良い。　実際には、ライセンスの問題が

あるので、出資してもらうことはないが、そのくらいのつもりで考えろ

と言うことを言いたいのだ。　

検証をして、ルールを作り、自分と言うトレーダーを雇い、利益を上げて

顧客に配当を払う。　　このような事をするつもりで、トレードをビジネス

としてキチンと考える。　そうなった時に、顧客に出資してもらうときに　

トラックレコードを持っていきプレゼンをするわけで、このルールに従って

トレードをした場合に、過去5年間でこうなりました。　

だから、出資していただけませんか？　って話になる。　そうなった時に

いずれ戻ると思うんですよ・・・　なんて言い訳が通用するか？　

怖いから入れませんでした、なんて事を顧客に説明するのか？　

絶対に儲けさせることは出来ないかもしれないが、最低でも自分の決めた

ルールを実行するくらいのことはしないとまずい。　

このように考えた時にだ、今の自分のしている事って　どうなんだ?　

これを、チト　考えてみ？　ソコの成長しないアホンダラくんさ。