皇紀　2671年　8月29日

仲間と集まるとよく出る話題がある。　

トレーディング技術の習得が何故に難しいのか？

いろいろな意見が出るが、それを全て一言で言い表すといると

一般的に理解できない思考回路が必要だからではないだろうか？

物凄い集中力と熱心さで、物色しエントリーした銘柄を

何も期待せずエントリーし、イメージと違えばアッサリと切ってしまう。

日常生活では、費やしたエネルギーや手間に対して報酬が

支払われるが、トレードではそんなものはない。

こういう習慣が身についている者には、イメージと違う動きつまりは

逆行されると、どうしても損をしたとか自己否定されたという感情が

おこりやすい。　こんな感情が出なかったとしても、不快な思いをする

とか、事実を無視しようとするだろう。　一時的なものだと言い聞かせる

のが、心理的に楽だ。　

トレードを教えていて、非常に多くの者が自分の今の立ち位置を理解していない。

学んだことを理解したつもりになっているだけと言う者が多く、

今言ったことを、スグに忘れてしまう。　これは、今までにない思考回路で

考えると言う事に慣れていないことが原因だろうと思う。

今まで染みついた考え方に、気がついたら戻っている。　

何度も同じことをしてしまう。　　ここに気がつき、それを改善できるヤツは

絶望的と言っていいくらいに少ない。　これを理解すると、何だ・・・　こんなことか？

と簡単になるんだが・・・・