皇紀　2670年　5月11日

ここ最近、ずっとCMBのサイトをわかりやすくする作業をしているのだが

CMBのトレーダー達は、素人のわからない所がわからない。

という状態なので、トレードが専門でないヤツに質問をされて、それに

答えるという方法で、作業をしている。

もう、素人の時にやらかした事を忘れてしまっているからだ。

素人の時の考え方から、トレードでメシを食っている人間の考え方

に変わってから、何年も経過しているので思いだせない。

その作業をしていく過程で、あまりにも簡単過ぎる質問がくると・・・　

ああ・・・昔はそれを気にしていたな・・・　などと思いだしてくる。

気にするポイントが全く違う。　作業が長引きイライラしてきて・・

節を超えたら行け、違ったら切れ!!　これ以外に何があんの?

と言ったら、その作業を手伝っているヤツがこう言った。

何かの本で読んだけど、ある剣豪が

相手をよくみて、上から下に刃を下ろせばいい。
それを、無理に力いっぱい切ろうとするから倒せないのだ。

と書いてあったのを思い出したそうだ。

うーん・・・・　深いねぇ・・・・　答えは簡単なんだが・・・

この簡単でいいんだという結論を確信するまでに相当な年月が

かかったのだろう。　俺も、結局は損を小さくすればいい。

流れに乗れ、節超えたら行け、違ったら切れ　という結論に行きつくまで

何年もかかり、物凄いゼニを溶かした。　

こう考えると、無駄な事というのはないのかもしれない。

答えは知っていても、無駄な事を無駄と確信する為に、遠回りするのも

ひとつの意味のある行動なのだと・・・　最近は心底思う。