皇紀　2669年　6月2日

損をすることは　簡単にできる。

では　その逆をやれば儲けられるのか?

というと　そうはならないのが不思議だ。

ポジションを持った瞬間　

なんで　こうも　ドンピシャで逆行するのか?　
たまには　素直に巡行してはくれないものか?

こういう思いは　何度も体験しただろう。

だが、人間とは　苦痛を感じている時は時間が長く感じる

ということを知っているか?

逆行して　含み損に耐えている時の時間は　長く感じる。

しかし、巡行している時の時間は短く感じるものだし

なかなか利益が伸びないときも　いつ利益が失われるか?

と心配になり、　これもまた　苦痛　の時間となる。

言いかえれば、　トレードとは　苦痛を感じる時間　のほうが長いのである。

では　どうすれば良いのか?　応えは簡単だ。

期待しないことである。　感情移入しないことである。

トレードのひとつひとつを　

あくまでも　消化試合の一つ　　統計のなかの一つの事象　とすることである。

そうすれば　ひとつひとつ　のトレードで　不快や苦痛　を感じる必要がなくなる。