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能書きシリーズ4
ヘタレの共通点
>ヘタレの共通点 2006年 5月4日
>CMBトレード塾に申し込んでくるヤツの何人かと話したが・・・
>ヘタレの共通点がわかった。
>酷すぎる・・・酷いとは予想していたが・・・ここまで・・・酷いレベルとは思わなかった・・・
>私が想像していたより10倍も重症だ・・・・
>そこで、以下の事を初心者に注意したい。
>物凄く重要な事を言っているからノートに書き留めるなりして繰り返し読み返しなさい。
ヘタレの共通点
1 株式投資用資金の 90%~100%の ポジションを常に持っている。
早い話が常に フルインベストメント。 酷いヤツだと信用の買い建てをしている。
ヘタクソほど、ポジションを多く持ちたがる。 これでは、チョッとした調整で痛手をくらい
資金に多大なダメージを与えてしまう。
大きいポジションの為に、わずかの含み損でも
恐怖しぶん投げを繰り返す。
キャッシュポジションは常に20%~30%は最低でも予備部隊として待機させて
おかなくてはならない。相場が加熱している時は 70%は待機させておく。
例えば、投資用資金が1000万円だとする。 100%ポジションを建てていれば
ライブドアショックのような調整、バレンタインの時の下落で
総資金に対して20%くらいのダメージを食らうだろう。
物凄い精神的ダメージを受け、傷をなめるのに忙しく、
その後の上昇を疑心暗鬼の目で眺め、
エントリー恐怖症に陥る事になる、
またその後の反発を買おうにも資金がない。
信用建てなどしていたら、40%~60% の総資金を吹き飛ばす事になる。
こうなったら・・・退場宣告はスグにやってくる。
だけど・・・ 相場の加熱を警戒して 20%~30%の現物ポジションしか建ててない場合には
総資金1000万円に対して300万円しかポジションを持っていなければ、300万に対しては
20%のダメージであっても、全体資金に対するダメージは6%で済む。
そして、無傷の70%の資金が予備部隊として待機している。
これなら、精神的ダメージが少なく、急落の後に必ずと言っていい確率で起きる
反発に70%の資金の半分でも投入すれば、調整の損失を補って余りある利益を手にする
事ができる。
早く儲けたい!! と祈るあまり ポジションを大きく取り過ぎる。
これでは、自滅するのは当たり前だ。 精神的に耐えられるワケがない。
ヘタレよりはメンタルの強い俺だって無理だ。
大きいポジションとは 自分の首を自分でしめているのと一緒だ。
ポジションは小さく持ちなさい。
2 どのくらいの時間軸で儲けたいの? と聞いても答えられない。
何で買ったの? と理由を聞いても答えられない。
ただ何となく、株を買い、後は祈るだけ。
これでは半丁博打以下の勝率になるのは当たり前。
マーケットはアンタの祈り、希望なんか知ったこっちゃない。
3 ヘタレのくせに一生懸命に予想をしようとしている。
これから、日経が下がると思うんです・・・またはその逆で上がると思うんです・・・
ヘッジファンドの資金がどうのこうの・・・ 機関の買いがどうのこうの・・・
外国人買いがどうのこうの・・・ ダウがどうのこうの・・・
デイトレーダーならこれらの情報はある程度は必要かも知れない、しかしスイングトレード・
ポジショントレードでは雑音でしかない。
そんな下らない事を気にするから、ノイズと本当の下落の区別がつかない。
そして株価の動きそのものを注意深く監視する事を怠る。
だから、ロスカット貧乏になる。
4 投資本の良書と悪書の区別がつかない。
儲かっている相場師の書いた本はハッキリ言って少ない。
理論ばかりを述べて、具体的なエントリータイミングなどの売買技法について
は抽象的な表現で終わっている本がほとんどであり実践的ではない。
そんな本をいくら読んでも時間の無駄だ。 それに気がつかない。
5 エントリーポイントがデタラメ過ぎる。 しかも一発買い。
これでは、一発必中 でベストのエントリーポイントで買えなければ儲かるハズがない。
デイトレードが難しいのはこれが理由。 分散買い(最初から計画されたナンピン買い)
をしない。 大多数はエントリーの仕方が下手なのではなく 知らないのだ!!
なぜなら、その事を具体的に教えてくれる本は皆無であるからだ。
一発買いはやめなさい。 押しを分散して買いなさい。
下手のナンピン怪我のもと
と言う格言があるがこれは 最初に買った一発買いの
つもりの玉を救出する意味でのナンピンであり、最初から分割で買うつもりで資金を待機
させておくのは、下手のナンピンではない 有効な手段である。
私がナンピンをするな!! と言っているのは、無計画で反発を祈りしながらのナンピンであり、
計画された分割買いの事ではない。
ただし、下降トレンドの下落は押しではない。 下降トレンドのナンピンは自殺行為だ。
この区別がつかないととんでもない事になる。
6 順張りを無計画なジャンピング・キャッチと勘違いしている。
目先の株価上昇に、トレンド、節目、抵抗ラインすらも考えずにジャンピング・キャッチを
している。これでは、物凄く勝率の低い 半丁博打をしているのと同じである。
ジャンピング・キャッチはサラに高く買ってくれる馬鹿を探す
さらなる馬鹿理論にもとづく買いであるから、自分が馬鹿な事をしている事を自覚し利食い
を早くしてロスカットをきつめに設定する必要がある。
しかし、ヘタレは希望に溢れ危機意識は皆無である。
7 ロスカットが出来ない。 含み損20% を元に戻すには26%の上昇が必要であり
含み損50% なら 100%の株価上昇が必要である。
株価が100%上昇する確率を計算した事があるか? そんな株は少ししかない。
こんな事さえも考えつかない馬鹿が多すぎる。
8 万年株を買いたい病
常に株を買っていないと気がすまない。
投資・投機には 3つのポジションがある。
買い、売り、様子見
様子見とは立派なポジションである!!
休むも相場である!!
9 値動きの激しい新興系の銘柄に飛びつく。
> 売買技術の未熟なのにカリスマデイトレーダーがひしめいているところにワザワザ
出かけて行って自らカモになる必要があるのか?
値幅がある=儲けられる ではない。
思い当たる事が多くドキッ!! としたヘタレが沢山いると思う・・・
また、上昇相場しか知らない経験の浅いヘタレは
そんな、ビビリ過ぎだよ!! と思うかもしれない・・・
だけど・・・
もし明日、ブッシュ大統領が狙撃されたらどうする?
もし明日、アメリカ軍がイランに突然空爆を開始したらどうする?
短期的には間違いなく、あなたの資金は物凄いダメージを受けると思う。
明日は何が起きるかわからない、だから常に本質的なリスクはとってはいけないのです。
本質的なリスクを考えるとは
思いっきり乱暴な言い方をしてしまえば・・・
全保有銘柄がストップ安になっても耐えられる資金配分をしなさい。
との解釈でかまわない。
メンタルをタフにする事も重要だが、資金管理を慎重にやり、売買技法の腕を磨くことによって
メンタルに対する負担を少なくする事も考えないといけません。
結論です。
・ ポジションは小さく持ちなさい。 常に20%の資金は待機させておきなさい。
・ 本質的リスクを取ってはいけません。
・ ヘタレはエントリーが下手糞なのではなく方法を知らないという救いようのないレベルだ。
・ 目先の下らないニュースに付和雷同し上がる株を血眼になって探すのはやめなさい。
・ 予想はしなくていい。予想の先に利益はない。
・ 資金管理と売買技法が上手くなればメンタルの負担は少なくなる。
今日の一言
私から見たら正気の沙汰とは思えないほど
の大きなポジションを建てる
アマチュア投資家の勇気には感心する。
ある相場師の言葉