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損益計算書のまとめ

損益計算書のまとめ 2004年11月13日
 

> ろくでなし財務シリーズ

警告公認会計士・税理士・会計に精通している方は読まないで下さい。アホでも分るようにアホの管理人が書いておりますので、
専門家や精通している方には、あまりのレベルの低さに精神的苦痛を感じると思います。    


以前は見るだけで吐き気と目まいをおこし「脳ミソ爆発」していた決算書も、分かって
くるとそんなに難しくないぞ!! と思えてくると思います。

損益計算書で憶えておかないといけないポイントは5つの利益と3つの何とか率だけで
すから簡単なものです。とは言っても人間という動物は
憶えたことをスグ忘れる
という性質を持っていますので念の為にここで、おさらいをしておきます。


すれっからしの読者様が疑うといけないので・・・念のためにことわっておきますが・・・・


ネタ切れで困って同じ話題をしているワケではありません!!

それでは、5つの利益のおさらいです。

1 粗利益 損益計算書の利益ので一番上に書かれている利益です。

何をいくらで仕入れていくらで売ったのか?がわかる大雑把な利益。別名は売上総利益。
例えば、1コ100円で仕入れたリンゴを200円で売った場合には、売上高は200円で売上
原価は100円となり売上総利益は100円となります。
   

粗利益=売上高-売上原価


2 営業利益 損益計算書で上から二番目に書かれている利益です。

本業で儲けた利益のこと。 粗利益から販売費及び一般管理費をさしひいた利益。
先ほどの例え話、1コ100円で仕入れたリンゴを200円で売って、残ったものから人件費
・広告費などを差し引いたものが営業利益です。



営業利益=粗利益-販売費及び一般管理費


3 経常利益 損益計算書で上から三番目に書かれている利益です。

本業以外の損益も含めた商売をしている上での儲けのこと。「ケイツネ」とか言うのはコレ
のこと。 営業利益と何のために分けているのか?というと本業と副業の儲けを分かりやす
くするためである。 

経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用


4  税引き前当期利益 損益計算書で上から四番目に書かれている利益です。

営業とは直接関係のない臨時に発生した利益や損失を含めて計算したもの。
ようするに、特別利益・特別損失を含めて計算したヤツでんな。 
私個人としては特別に儲かったゼニであろうが本業で儲けたゼニであろうが、儲かれ
ばいいんじゃないの? と思いますがね。 

税引き前当期利益=経常利益+特別利益-特別損失


5 当期利益  損益計算書で最後に書かれている利益です。

税引き前当期利益から税金を支払った残りの利益。 純利益とも言う。
これが最終的な利益である。 ただし当期利益と儲けた現金が同額とは限らない
のでその儲けが現金、またはスグ現金に変わる儲けなのか? ということを注意深く
調査しないとならない。 

当期利益=税引き前当期利益-法人税、住民税、事業税

以上5つが頭に入れておかないといけない利益です。


では次は「何とか率」のおさらいです。


1 粗利益率  いかに安く仕入れて高く売る力があるか? を調べる指標。 

これを調べることによってどれだけ
ボッタクリをしているのか?ということが分かります。
この数値が大きければ大きいほど、ボッタクリをしている旨みのある商売と言えます。

粗利益率=粗利益/売上高*100


2 営業利益率  


本業の儲けをいかに販売費や人件費を抑えて効率よく儲けを出しているのか?
ということを調べるための指数です。ボッタクリ指数である粗利益率が大きくても販売費、
人件費などの割合が大きいと駄目だからこの指数も調べるのだ。

営業利益率=営業利益/売上高*100

3 経常利益率

財テクなどを含めた会社の総合的な力を示す指標である。


経常利益率=経常利益/売上高*100

さて、5つの利益と3つの何とか率をおさらいしましたが・・・・・
ハッキリ言ってこれを単純に憶えただけでは意味がありません・・・・

だって、経常利益が最終的な利益ではないからです。 そして粗利益が大きくても販売費が
多ければ意味がないし、粗利益が大きくて営業利益も大きくても
ヘタクソな財テクをし
ていれば当然、経常利益は少なくなります。 また 粗利益・営業利益・経常利益が優れて
いても特別損失が大きければ
税引き前利益が少なくなり当期利益も少なくなります。

ですから順番に調べることによって会社を総合的に調べることが重要なのです。

例えば・・・・粗利益率の大きい商売は儲けを出し易い。だからこういう企業を見つける。
次に せっかくボッタクリ商売をしているけど販売費及び一般管理費(営業費)が大きかったら
何の意味もないので営業費を効率よく使っているか? ということを調べます。 
これは前年と比べてみたり同業種と比べてみたりします。これが優れていれば競争力のある
企業と言えます。 次に副業や財テクで失敗していないか?ということを調べます、調べ方は 
営業利益と経常利益を比べて経常利益が大きければOKです。
 
このようにして、
何とか利益とか何とか率というヤツは


何を知りたい為にその数値を知りたいのか? 

ということを頭に入れておかないと混乱するだけですのでご注意ください。

5つの利益と3つの何とか率を憶えるのは面倒だから・・・・
当期利益と当期利益率だけ見ればいいじゃないの!!

という意見もありますが、この数値だけを見てしまうと・・・・
どうやって儲けを出したのか?ということが分からなくなります。
ですから面倒でも一つ一つ調べる必要があるのです。


結論です。

・ 損益計算書は5つの利益と3つの何とか率を必ず見ること。
・ これを知ることによって、どうやって儲けが出たのか? が分かる。
・ 同業社と比較することによって会社の競争力が分かる。
・ 複数年を比較することによって、経営効率がよくなっているのか?悪くなっているのか?
  ということを調べることができる。

今日の一言

もし市場が効率的だったら、私は今ごろ街角に座り込んで物乞いをしているはずです。

                
   ウォーレン・バフェット