皇紀2685年12月15日　2025年12月15日

AIのおかげで決算短信を
読むのが楽になった。

昔と比べて長期投資やバリュー投資
をやる連中も相当楽になっただろう。

ということは、
市場の乖離がすぐに埋まるって
ことになるのか？

割安で放置されるものが少ないので
何とかショックと言われる時以外

バーゲンセールは
なくなるのかもしれん。

俺の答えは、半分YESで半分NO。

平時の小さな割安は、
見つけた瞬間に狩られて消える。

「PER低いだけ」「ちょい見落とし」
「決算の読み違い」

みたいなバーゲンは確実に減る。
だから“放置される美味い株は、
昔より探しづらくなる。

ただし、埋まるスピードが上がっても、
完全に効率化はしない。

資金の制約、流動性、機関のルール、
指数の入れ替え、信用の投げ、追証

人間の都合で、価格はズレる。
そして相場は数字だけで動かない。

感情、ポジション、噂、物語、
そして「同時に怖がる」

っていう集団心理がある。

AIが普及すると、むしろ
同時に同じ結論に到達しやすくなる。
すると売りも買いも、加速する。

だからショックの時はもっとエグい。
平和な時は乖離が縮むのに、

何とかショックの時だけは
逆に乖離が拡大する。

値段が先に崩れて、
後から理由が貼られる。

結局、いつも通りだ。

結論は
バーゲンセールが消えるんじゃない。

平日の特売が減って、年に数回の
「祭り」がデカくなるだけ。

その時に、買える胆力と、
事前に調べた買い物リストがあるかが勝負だ。