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タネを飛ばした時

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皇紀2680年11月9日 2020年11月9日


タネを飛ばした後に、チャートを見ていると
あー ここで入れば取れてた ってのが山ほど出る。


なんでチャンスを待てなかったんだろうか?どうして、
その場で取り返そうとムキになったんだろうか?


と後悔することになるんだが、その時はそうは思わない
そのような事をやらかす、理由の一つに


検証作業では、ローソクが一瞬で進むので
「含み損や負けた時の苦しみがない」というのがある。


検証なら1時間の含み損も一瞬で終わる。
実際には、1時間チャートを見てなきゃならない。


いまいましい思いで含み損を1時間眺め続ける。
これは、精神的に苦痛を1時間味わう事を意味する。


検証であれば、負けたトレードの次にのサインが
一瞬で訪れるが、実際のトレードでは時間がかかる。


その間に、サインが出ない取り返せない・・・
とイライラしてしまう事につながっていく。


少しなら取れるだろう、と取り返そうと余計な事を
する。ルール通りの仕掛けを待てない。


押し目を待てばよいと、わかっていても目の前で
ピクピク動かれて、クグっといかれると


あー おいて行かれる!! と飛びついてしまう。
押し目で指値していても、急落するとビビって取り消す。


まあ、実戦ではこういう事をやらかしてしまうものだ。
俺がチャートを見ないというのは


こういう、実際の時間経過の苦痛から逃れるためだ。
見ていると余計な事を、やらかす自分がいるからだ。


株の場合は、いくつも銘柄があるので
エントリーしたものを見ないというのは比較的簡単だが


為替の場合は、銘柄が少ないのでどうしても
見る事になっちまう。しかも24時間動いている。


そこで、どうしたのか?っていうと、スキャルのような
極端に短い時間軸のトレードをしないようにした。


損切を大きく取り、玉を小さくする。言うなれば、
損してもどうでも良い玉と感じる量を建てる。


勝ってもちっとも嬉しくない金額の玉なので
チキン利食いすることがない。


負けたら痛い金額の玉じゃないので自分の都合で、
小さいLCをしてLCを量産する事にならない。


その結果、勝った気はしないんだが、計算したら
あれ? 増えているわ・・って状態にもってこれる。


だからよ、ルールが守れないってのはたいていの場合は
、チャートを凝視しているか? 玉がデカイんだよ。


勝って嬉しい、儲かったと感じる玉というのは
負けたら痛いわけで、損したらキツイわけだ。


こんな簡単な事を理解するのに、何年もかかった
自分ってアホだと思わんでいいぞ。


俺もそうだったし、ありとあらゆる間抜けな事を
誰よりもやり尽くした自信がある。

 

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