皇紀　2676年　9月14日

仕事柄と言うか、投資商材について「これって本物ですか?」と聞かれることが多い。

慣れてくるとセールスレターを見ただけで、判断がつくようになる。

そして、極たまーにではあるが、良心的なモノも含まれる。

ただし、それを実行できるのか?　素人がそれを完全にマスターして使い続けられるか?

ってことになると疑問になってくる。結局のところ、それが本当か?　どうか?　ってのは

自分で検証する以外に方法はないのであり、その手間をかけるのであれば

自分で　ルールを確立した方が話が早いのである。　他人が作ったルールを

検証もしないで、使うことはほぼ　不可能だからだ。　

人間は自分で確かめたこと、自分で見つけたモノですらうまくいかないと心配になる。

それが、自分で確かめてもいない、見つけてもないモノに命より大事なゼニは

賭けられないのだ。　俺が門下生に直接教えて、トレードを一緒にやっていても

今回は違うだろう・・・・・　とか　考えるのが人情ってもんだ。

同じことをクドクドといい続けても、伝わらないモノは伝わらない。

こればっかりは、自分で気がつくしかない。　自分で骨身にしみないとダメだ。

トレードなんてモノを、セミナーに出たとか、勉強会に数回行った程度で

勝てるようになると思うほうが間違いだ、勝てるヤツと一緒にやったり

部屋住みをして一緒に暮らして、一緒にトレードしているヤツですら

時間がかかるもんだ。いつでも、先輩のトレーダーに相談できる環境で

起きている時間のすべてをトレードのことばかりを考えて、研究している

環境においても2.3年はかかる。　なんの世界でも　イッパシになるのに

10年はかかると言われるのは、ようするに、学習時間なんだ。

その分野の　専門家になるには、1万時間の学習が必要とされている。

ただし、世の中には間違った学習、無駄な努力というモノが存在するので

正しい学習をして1万時間　ってことなのだ。　1日5時間なら　2000日

年数にすると　7年。　1日10時間なら、3年半　無駄な学習や努力

そこにいたるまでの試行錯誤までいれると、気が遠くなるほどの時間が

必要となってくる。　最初に正しい事を聞いても、それを信じられなかった場合

新たな聖杯を求めて放浪することになり、それが無駄だったと気がつくまで

物凄い時間を費やす。　　これをする覚悟が必要なのだ。　

最近知った言葉で良い言葉がある。

人間が敗北する時というのは2つしか
ない。あきらめた時と、死んだ時だ。