億万長者を目指す全ての方へ
このサイトは私の血と情熱と笑いで書き綴っています
2016年09月12日
おまいらまずはランキングポチしてから読めよ。
皇紀 2676年 9月12日
最近読んだ、青い目の書いた本でこんなのがあった。
ブレイクアウトを買うと負けて、安値更新で買うと期待値がプラスになる。
S&P の採用銘柄で、統計を取りその統計結果を載せていた。
これを、鵜呑みにするヤツはボンクラだ。 まず、前提となる母集団が
平均的な強くない銘柄も含めて、全てで統計を取っている。
たしかに、平均的な銘柄であれば ブレイクアウトでは買わず
押し目を買うほうがいいだろう。 しかし、そんな事は事前には絶対
にわからないので、勝率は低いが飛んだらデカイという例外を探し
そうでない場合の被害をどのくらい小さくするのか? また利益が
のった場合に、増し玉をしたりして利益を最大化させる方法を取ると
話は違ってくる。 たしかに、この統計結果は信頼できるだろう。
同じような検証をした事がある。 ただし、前提が一発エントリーの
LCをしないで一週間保有した場合の統計結果なので、実際のトレード
との結果は違ってくる。 著者は投資運用会社を経営しているようだが
本を読んでいて、トレーダーとしてはたいした事がないなと感じた。
どうでも、いいような指標を 魔法の法則のように、はしゃいで紹介している。
こんな事を恥ずかしげもなく本に書き、和訳までして売っているようでは
たかが知れているレベルであると思った。
また、期待値がプラスと言っても 0.6% と言った具合で 手数料
スリッページを考慮してないので、この統計は使えないだろうと思う。
検証結果とリアルでは、絶対に検証結果より悪い数字が出るので
検証して出た期待値は7割くらい差し引いて考えるくらいでちょうどいい。
俺の仲間では 9割差し引いているのがいるくらいだ。
ただ、この本が言っている事も一理あり、素人が本当に強いかどうか?
って事を判断するのは不可能であり、チャートパターンだけで
平均的な銘柄に入り、引かされまくっている現実を見ると、押し目を
拾いなさいってアドバイスは、現実的である感じはする。
こう考えると、トンデモ本、悪書、良書、まあまあな本 の区別のつかない
素人ってのは、大変な苦労をするのだろうなぁと、つくづく思った。
これより、もっと性質が悪い話があって、素人がたまたま勝てているだけの
方法を「ついに見つけた必勝法」として売り出しているのがある。
確率を理解せず、少ない試行回数で結論を出している救いようのないモノが
ほとんどだが、そういうのに騙されるのも学習なんではないかと考えるように
なった、 結局、人間は骨身に染みてない事は信じられないし、実行できない。