皇紀　2676年8月16日

今の自分から見る視点だけではなく、別の視点でモノゴトを見たり

自分を見る事が非常に大事だ。　例えば、逆行して悔しがって激高

している者がいたとする。　これを第三者が見たらどう見えるか?

答えは　ただのバカ　である。

上がるか下がるかの読みを間違えたのだから切れば良い。

他人事だとそう見える。　しかし、自分の金がかかっていれば

そうはならないのが人情ってもんだ。　この時の視点は自分側だけで

ある。　自分だけの視点で起きた出来事を見ているので、どうしても

心理的盲点ができてしまう。　都合よくチャートを解釈してしまい

一時的な逆行と言い聞かせて、自分の都合の良いモノだけを

見ようとする。　これが第三者の視点で見れば、アホな事だとスグわかる。

例えば、自分の隣に大損をこいているアホがいて、一時的な逆行だ

8月が終わればポジションは回復すると、言っているヤツがいたらどう思うか?

ソイツが感じている含み損の痛みを感じる事はないし、ただのバカだな。

と思うことだろう。　だから、常に自分の心や行動を第三者の目で見る

習慣をつける事が大事になってくる。　さらに、自分の視点と第三者の視点

とは別に、自分と第三者が会話したり議論しているところをもっと上の次元

から見ている者の視点で見る。　こういうクセもつけておくと良い。

例をあげると、ダイエットをして痩せたいと思っている、自分の考えをAとする。

しかし、食欲がわいて来て何かを食べたいとする考えをBとする。

A　と　B　との会話を、既にダイエットが成功している自分が眺めている。

といった具合に自分の心を見る、自分の行動を見る。　

トレードの例えに戻す。

逆行されて、逆上しているのがA、未練があり、もう少し待とうだの様子見

しようだの、移動平均線がこうだから平気だのと、言い訳をしまくっているのが

A。　それに対して、ちゃんとルールに従わないとダメでしょと注意しているのが

B。　いあいあ一時的な逆行だから、LCした後に自分の思った方に行くから

もう少し様子を見ると反論するのがA・・・・　こんなAとBとの議論を

成功したトレーダーになった未来の自分が、眺めているという感じだ。

こういうクセを身につけると、チャートを見るとき、エントリーをする時、利食いを

する時、今までは気がつかなかった点が見えてくる。

金を賭けてない時の相場の見立てが当たり、金を賭けている時には外れる。

これはだな・・・　自分側からの視点でしかチャートを見ていないから

イロイロなモノを見落としているんだ。　この見落としは心理的な盲点から

起きるので、別の視点で常にモノをみるクセをつける事で、心理的盲点を

減らすことができる。　後で自分の売買を見返して、自分でも首をかしげる

何でこんな事をしたのだろうか?　ってのが減ってくるのだ。