皇紀　2676年8月9日

トレードで勝てるようになる為には、何をすればいいのか?

こういう事を必死に考えていた時期がある。

何か方法があるのではないか?　どうやったら、見抜けるか?　

どうやったら上手く行くか?　それこそ寝食惜しんで探し続けた。

何年かして、そんなモノはねぇ　と気がついた。　

ようするに、現実的でない高確率を求めたり、確率ではなく確実

を求めていたから見つからなかったという事に気がついた。

最初の頃に読んだ本などには「こうすれば勝てます」とか

「これは機能する」　とか　「こうすると勝つ確率が高い」とか

「確実に勝てるトコだけエントリーすればよい」　なんて事が書かれて

いたので、こうすれば勝てると思い込んだりしたモノだ。

「確実に勝てるトコだけエントリーすればよい」なんて言葉は

俺にとっては、最悪のセリフだったなぁ・・・・　だってそんなモノないもん。

だけど、そう書かれているから信じちまって不毛な時間をすごした。

「トータルで勝てればよい、個々のトレードはどうでもいい」　と

言い切っている本は極少数だ。　最初のウチはどうしても高確率に

こだわる傾向が強い。　また、確率を理解してないから収束するまでの

ブレがある事がわからないから、何度か連敗すると違うことをやりだす。

イロイロとやって、気がついたことが　

「そう思うなら買えば?　違ったら切ればいいんだし」　って事だ。

自分の体感で満足するような確率というモノはないと思ったほうが良い。

実際の確率と自分の体感で感じる確率には、30%くらいの誤差がある。

勝率70%で　体感では40%　って感じるし　勝率30%だと、体感では

ただ、金をドブに捨てているだけと感じる。　

勝率　15%なんて事になると、ただもう絶望しか感じない。

しかし、ある時に気がついた・・・・・　多くの者が耐えられないシステム

の方が長くワークするという事に気がついた。　

高勝率のモノは、多くの者がやりたがるために、スグにワークしなくなる。

確率を理解してない者には精神的に辛いシステムの方が、理解している

トレーダーにとっては良い。　多くの者が負けている世界で勝つには

多くの者が気持ち悪さを感じる事、多くの者がやりそうな事の逆を

やらなくてはならない、これに気がついた。

多くの者と同じ行動をとってはならないのだ。　

勉強熱心な素人の多くは、トレード本を読んだり、セミナーに行ったりする。

ようするに、その他大勢と同じ行動をして、同じ場所で学んだことが

マーケットで機能すると思う方がおかしいのだ。　

それの裏をかくとしたら、どうすればいいのか?　こういう思考にならないと

トレードで勝てるようにはならない。　方法ではなく思考方法に答えがあった。