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2015年05月08日
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皇紀 2675年 5月8日
ルールを作っている時に、浮かぶアイディアがあり
ああ こうすれば もっと良くなるだろう。
とワクワクして、統計を取りなおすと 何も変わりませんって事がよくある。
というか 検証作業の99%が無駄になると思うくらいでちょうどいい。
または、結果は少し改善されるが その代りトレード機会が激減して
資金効率が落ちてしまうとか、そこまで苦労するのに変更する意味あるのか?
って事が多い。 昔こんな事があった、 あるシステムで運用していると
かなりの確率でポジションを持ってから ある程度以上逆行される。
それから、盛り返すモノも沢山あるので そのくらいは ノイズとして耐えない
といけない。 そこで こんな考えが生まれた、このある程度以上逆行する
確率が統計をとったら70%近かったので、シグナルが出たら「ある程度以上逆行」
する場所で指値をしたらどうだろうか? ってモノだった。
凄く理論的に思えるし、上手くいくんではないか? って思った。
実際の結果は、残り30%が 押しや戻りもつけずに 巡行するモノが
物凄いパフォーマンスをたたき出し、指値で約定したものがサラに酷い事になる
場合があり、結局 いちいち計算して指値をして、約定したか? しないか?
をいちいちチェックという手間が増えただけで、改善どころか成績が悪化した。
こういう事を、何度も繰り返しているウチに アレコレ考えるより
シンプルなモノでいいや って事になってくる。手間暇かけて、精度を上げようとする
と 俺はどうしても感情移入しやすくなってしまう性格なので、手間をかけずに
結果を求める事をやったほうが、自分の性格にもあっている。
アレがダメだコレが買われ過ぎと言っている、もう乖離しすぎている。
こんな事を言っていたら、エントリーする時がなくなっちまう。
初心者向きの教材などで良く 例に上がる パーフェクトエントリー ってモノがある。
まあ、長い移動平均線から短い移動平均線の順番がそろっている時の事を言うんだが
そんなモノを待っていて、100%じゃないわけだ。 その間に どんだけ取れるとこあんだよ
って事になる。 それを待っている間に転換しちまう なんて事もしょっちゅうある。
アテモノの精度を上げる事に 血道をあげるより、トータルでどうなるのか?
っていう確率的思考を身に着ける方が良い。