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2013年07月17日
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皇紀 2673年7月17日
トレードで儲けようって思って、トレーダーになるヤツは安易に始めることが多い。
毎日ボラがあるワケだから、ここで買ってここで売れば儲かる。
と簡単に考える。 俺も昔はそうだった。 ただやり始めてスグに
とんでもない、難しい事を始めちまったと思った。 勝っているトレーダーに
とってはトレードというのは簡単な商売だ。 ほんの数分で一般の人の月収
くらいのお金を稼ぐことも可能だし、横で見ていると凄く簡単そうに見える。
簡単そうに見えると言う事と簡単という事は、同義語ではないのだが
簡単に見えるのだから仕方がない。 実際にやってみると希望は
吹き飛ぶ、どうやっても勝てないと途方に暮れる。
たまたま、バカでも儲かる上昇相場の時なんかに当たると
有頂天なんだが、その後の調整ですべてを吐き出す。
そこから、とても辛い苦痛に満ちたゲームに難しい変わってしまう。
では難しくする原因はなんだろうか? それは心理的要因が大きい。
連敗を経験すると、次も負けるのではないか? と怯えるようになり
なんとか、それを回避しようと確実を求めだす。
トレーダーである以上、損失は避けられない。 リスクを取る仕事だ
これを頭では理解しているが、本当の意味で理解している者は少ない。
その数は絶望的と言っていい。 勝てるトレーダーってのは恐怖しない。
その理由は、根性が入っているワケでも強靭な精神力があるワケでも
ない。 恐怖する必要がないからだ。 例えば、未来の新聞が今日
手に入り 株でも通貨でもいいが確実に値上がりすることが
分かっているモノがあったとする。 (実際にはありえないがたとえ話だ)
そうした場合、エントリーに躊躇する必要があるだろうか?
簡単に言ってしまうとこういう話なのだ。 ある手法があって確実に勝てる
という話ではない、損もあるけど利益もあり数多くのトレードをやり
トータルで儲かるという事を知っていれば、未来の新聞を手に入れている
事と同じ効果があるわけだ。 だから躊躇する必要がない。
勝率 3割と聞くと 3回に1回は勝とか、10回に3回は勝つと
ほとんどの者が考えるが、大数の法則が作用するには300の標本が
必要となる。 つまり、回転数を上げて同じ事を 300回すれば
トータルでプラスになると言う事だ。 ほとんどの者は 2.3回の連敗で
嫌な気分になる。 それはこの事(大数の法則)を理解してないからだ。
この前、俺は23連敗したさすがに ゲンナリしたがこういう事はザラにある。
それでも同じ事を続けていると、トータルでは儲かる事になる。
極端な事を言ってしまうと、サイコロを振っても損小利大でやるなら
儲かるわけだ。 実際にランダムエントリーで自動売買をしている者
を知っている。 ようは ボラがあれば当たればデカイわけなんで
その時にとことん引っ張る。 こういう事をすれば儲かる。
んでまあ、ボラがデカイと言う事は必ずブレイクアウトした時なんだ。
めったにないが、デカク動く時に取らないと儲からない。
たいていは勝率の低さに耐えられない、そういうヤツはカウンタートレード
をすればいい。 自分にあったルールを作りやり続ける事が大事だ。
ルールはなんでもいいのだが、この事を理解する前にたいていの者は
タネを飛ばして退場しちまう。 それがトレードの世界だ。