皇紀　2669年　12月25日

自分の知っている知識を考えてみると、ほぼ全てのテクニカル指標

酒田罫線法がある。　かなりの時間を費やしてこれらを覚えた

しかし・・・これら全てをマスターしたとしても確実な答えはない。

結局は　引き金を引く　指針でしかない。

デタラメなエントリーをしても、サイコロを振っても、右手と左手でジャンケン

をしてエントリーを決めても損小利大　で行けばトータルでは儲かる。

勝っているトレーダーと今まで何十人と話をしたが、誰に聞いても、

それぞれ使っている手法は異なる。　

ただし、それぞれが口をそろえて言うのは・・・・

ルールは何でもいい。　ひとつ決めれば何でもいい。
損は小さく、利は大きく、流れに乗る。

よく　私は逆張りが性に合うとか　順張りがいいなどと

いう話を聞くが、　流れに乗ることに徹していれば　こんな区別はどうでもいい。

俺自身、順張りも逆張りも両方やる。　取れるところを取れば良いから

こういう事にこだわる理由がない。　トレードはハッキリ言って簡単な者には簡単だ。

しかし、多くの者にとっては　習得が非常に難しい。　通常は何年もかかる。

勝っている者は一般的に理解されない　独特な考え方をしているからだ。

しかし、この考え方を受け入れてしまえば　トレードは簡単になる。

この考え方を理解する事じたいは　30秒で出来る、しかし　それが身に付く事

とは意味が違う。　その違いは　天と地ほど違う。

この考え方が身についた者にとっては　トレードは簡単なゲームであり

心が乱れる事はない。　こういう境地にたどり着くまでに多くの者は　資金と精神を枯らし

てしまう。　答えは　目の前　にあるがそれに気がつかない。　

トレードとは何とも皮肉と逆説に満ちたゲームだとつくづく思う。