億万長者を目指す全ての方へ
このサイトは私の血と情熱と笑いで書き綴っています


財務分析1

無料メルマガ

テクニカル説明サイト

トレード塾

SNS

過去記事 2003年からあるぞ!!

コラム

Amazon.co.jpアソシエイト

物語を読むように

物語を読むように 2004年 4月13日
 

 ろくでなし財務シリーズ

警告公認会計士・税理士・会計に精通している方は読まないで下さい。アホでも分るようにアホの管理人が書いておりますので、
専門家や精通している方には、あまりのレベルの低さに精神的苦痛を感じると思います。    


今までは 貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書を大雑把に説明してきました。
とりあえず、これらの三つが一緒になって始めて財務分析が出来るということと
企業の発表する利益を鵜呑みにして、その数値で計算された財務指標等で投資判断を
下すことが大変に危ない!! ということが分かったと思います。

今のような、上昇相場の時は・・・
誰が何を買っても儲けられる時なので、

ヤフーファイナンスに記載されている、PER・PBR・ROEといった指標を参考にするだけで
十分です。 しかし、これでは上昇相場の時だけしか儲けることしかできません。

どんな時も儲けたいのであれば、企業が持つ実力を確実に知るしかないでしょう。
その為には会計の勉強をしないといけません。 
「ろくでなし財務シリーズ」を始めたのは初心者の方が会計の勉強をする助けに少し
でもなれば嬉しいと思ったからです。 

しかし、現実は「危ない話」の時ばかりアクセスが増え「財務シリーズ」が始まってからは
アクセスが減少してしまうという悲しい結果になっています・・・

やはり、会計の勉強は一般的に、つまらないのでしょうね・・・クスン

そこで!! 
今日は何故に会計が難しくてつまらないのか?
会計を楽しく勉強する方法はないのか? についてお話したいと思います。

まず、会計を必要以上に難しくしている2つの勢力があります。

一つは会計のルール! もう一つは専門用語! 

帳簿を見ていると・・・ ん? これが資産? これが利益と言える? と思うときがあります。
一般的に私達は 
儲けとは「現金」で見ています。
「帳簿上の利益」ではピンときません・・・現金はとっても大切です。

例えばキャバクラで見つけた可愛い娘をたぶらかす・・イヤ間違えた・・・

可愛い娘を口説くにも






愛情を表現する手段として・・・



福沢諭吉さんが必要となります!!


コンビニに行くにも、買い物をするにも現金が必要です。

つまり言い換えれば、経済活動とは・・・

より多くの現金を獲得する為の行為であります!!
ということは、儲けは現金で見なくていけない!!

しかし、会計の世界では現金を手にしていなくても儲けは儲けとなります。
これが、会計の世界の言葉で
「発生主義」と言うそうです。

私達の普段の感覚では、手元に来た現金が最終的な儲けとして認識されるのに
会計では「帳簿上の利益」が現金と同じ利益と認識されるし、
税金は「帳簿上の利益」にも課税されます。とにかく、この発生主義という考え方が、
私達のように会計に馴染みのない者にとって会計を分かりにくくしているのです。

でも、これが会計のルールなんだから仕方がない。

会計のルール、これは変えられないとしても「専門用語」は自由に変えてもいいと思います。

べつに私達は会計士や税理士じゃないんだからさ!!

だったら思い切って、分かりにくい「会計用語」を自分流に変えてみたらどうでしょうか?
例えば、前にも言ったけど 数字が1000(百万円)となっていたら、10億円と書き換えてみる
売上金を 
アガリ と表現したっていいと思います。

とにかく自分の分かりやすい言葉に置き換えてみる。これは大切なことですよ。


さて、企業の財務分析や会計を楽しくする上でもう一つ大事な事は、
企業の誕生から現在までの経緯を知ることです。
私が株式投資・会計の勉強を始めたばかりの時ですが・・・

投資や会計の本を読んでは・・・

PERは低いほうが良いのだ!! ROEは高いのがいいのだ!!
売上高利益率は何々%ないと駄目!! 経常利益率は何々%ないと駄目!!


などと、日本の伝統的勉強方式

詰め込みの丸暗記!! をしていましたが・・

もともと、記憶力が良い方ではないし・・・忘れっぽいので・・・
指標の合格ラインを書きとめてから、帳簿から数値を拾い出している間に・・・

脳ミソ爆発!! 何度も自己嫌悪におちいりました。

そこで、発想の転換で専門用語や指標の合格基準の丸暗記を中止して、
企業の生い立ちから現在にいたるまで、投資家から集めたゼニをどのようにしたのか??
これ からの企業価値がどのようになるのか? を単純に考えました。

これを 紙芝居式にまとめました。
例えば、


5年前に内田博史という
「インチキ臭いヤツ」が会社を作った・・・



もう少し、商売を拡大したいが・・・ゼニが足りない・・・



そこで、ジャスダックに上場して投資家から資金を集めるを企んだ・・・



投資家から集めたゼニで商品を仕入れて、それを売って儲かった



儲けたゼニで株主に配当をしたり、再投資をして順調に成長していった。



上場してから何年かたち現在にいたる。



何年か後には毎年増益を続け天才経営者と言われるようになる。

このように、上場した時に

いくらのゼニを集めて、それをどのように使ったのか?

これに注目して、注意深く分析をすれば企業の本当の姿が見えてくると思うのです。

つまり、利益の成長や現在にいたる経緯を

小説や物語を読むように
見るのです。

そうすると、今までは数字の羅列でしかなかった帳簿が・・・

起業家 内田博史のサクセスストーリー!!

となり見ていて面白くなります。
まず、楽しまないといけません。 楽しいことは人間は一生懸命にやります。



最初に
「売上高利益率」はこのくらいが良いのだ!!とか
「流動比率」はこのくらいあれば安心!! 
という指標の合格ラインを覚えるよりも、小説を読むように企業を分析しないと駄目なのです。
そうした上で、他の企業と比較したり多くの企業を分析すれば、憶えるのに一苦労した
専門用語・「何とか比率はこのくらいがいいのだ!!」というヤツが自然と頭に入ってきます。

結論です。

・ 一番最初に投資をする企業の誕生から今にいたる経緯を調べましょう。
・ 財務指標の合格ラインを丸暗記しても、スグに忘れるし意味がない。

今日の一言 

バークシャーが買いを入れるのは、
他の投資家がレミングのこどく
一斉に売りに傾く時です。

                                  ウォーレン・バフェット
 

自由っていったい何だ?2

自由っていったい何だ?2 2004年 4月8日 
 

 ろくでなし財務シリーズ

警告公認会計士・税理士・会計に精通している方は読まないで下さい。アホでも分るようにアホの管理人が書いておりますので、
専門家や精通している方には、あまりのレベルの低さに精神的苦痛を感じると思います。    

フリーキャッシュフロー2

前回は後味の悪い、ろくでもない終わり方でしたが、今回もフリーキャッシュフローについて
です。

フリーキャッシュフローについて、しつこく二度ものべるのは非常に大切なことだからです。
さて、株式投資をする時はイロイロな指標を参考にすると思います。

例えば・・・
PER・ROE・EPSなど、これらは全て「当期利益」をもとにして計算をされてい
ます。しかし、「当期利益」が不正に操作されていたら、これらの指標はまったく意味を持ちま
せん。これでは、根拠となる数字が狂ってしまい、狂った数値をもとにして分析しても意味が
ありません。

「当期利益」を増せばROE・EPSなどの数値は良い数字になりますが・・・

ここで、気をつけてほしいのは 
当期利益=現金での儲けではないということです。

商売をしている人なら分かると思いますが、儲けが現金化されるまでは「帳簿上の数字」でしかない。

本当の意味での儲けとは現金で回収されてはじめて「儲け」となるのです。 
(注 現金での儲け以外は「儲け」とは言えないというのは、あくまでも私の感覚であります)

しかし、会計上は「帳簿上の数字」だけの利益でも利益とみなされるのです。

ということは・・・売上をごまかして、利益を水増し(粉飾)をされたり、
税金逃れをする為に利益を圧縮(逆粉飾)をされていたら、

利益は実態とかけはなれてしまうのです。

何しろ、紙キレに経営者側の人間が自分で都合の良いように書くことですから・・・
帳簿の数字を
バレない程度にいじくれば、いくらでもゴマカシはできます。

動物の中で唯一、嘘をつく動物が人間です!!

だから、人間不信で疑い深い私は、
ほとんどの企業がこれを(粉飾or逆粉飾)をしていることを前提に分析をしています。
私は世の中の全てを
性悪説で見ているので、このように考えます。
性悪説とは、人間の根源は悪であるとした考え方ですね。 
これに対するのは
性善説です。


ああ!! どうせ俺様は心が歪んでるよ!! 
人間不信だよ!! ゲスの勘ぐり男だよ!!
だから犬とゼニしか信用しないんだよ!! 
文句あっか?!

(私が絶対の信頼をおいて、小指の先ほども疑わない存在である、最愛の娘たち!!)

さてと、興奮して話がズレたので戻します。

とにかく、企業が発表する「当期利益」を鵜呑みにしないで自分で調べてみることが大事です。

私は超保守的な人間ですから、利益は「現金」以外は信用しません。

現金だけは、ゴマカシようがないからです!! 

ですから、「キャッシュフロー計算書」が大事な意味をもってくるのです。 
そして、その中から 自由に使えるゼニ「フリーキャッシュフロー」を正確に
割り出すことが大切なのです。これが豊富にあれば「配当」を厚くしたり、「自社株買戻し」を
したりして「株主価値」を上昇させることが出来るからです。

チョッと中断、現金はゴマカシようがないと言いましたが・・・
刑務所行きを覚悟して「預金証書」を偽造したり、偽札を会社の金庫に入れておいて
監査法人に認証してもらえば「現金の量」をゴマカスこともできます。
実際に「見せ金」を貸すことを商売にしているヤツもいますし、「記帳屋」と言って銀行口座に
ゼニを振り込み、預金通帳に残高があるように見せるのを協力してやるヤツもいます。
さすがに上場企業はここまではやらないでしょうが、やろうと思えば出来るということです。

監査法人なんか信用しません。 「袖の下」でどうにでもなる!! 
会計操作・・・そんな事をすれば犯罪だからしないだろう。

なんて、思ったらいけません。

日本はバレなければ何をしてもいい国なんですから!!
それに、日本人は、熱しやすく冷め易い国民性ですから
バレてもスグにほとぼりも冷めるから大丈夫!!

では、人間不信で心が歪みまくった男の話はほっておいて、
財務分析をして「フリーキャッシュフロー」の豊富な企業かどうかを見分ける方法を勉強しま
しょう。まず、必要なモノは紙と鉛筆と四季報CDです。
四季報のない人は企業のサイトを見てください。四季報CDが欲しい人はここで買えます。

私は山猫達にお金がかかるのよ!! だからお願いだからここで買って下さい。
 

まず フリーキャッシュフローは一番オーソドックスなパターンを使います。

つまりフリーキャッシュフロー=営業CF+投資CF-金融費用 
というヤツです。
このうち、営業CFと投資CF は四季報の「BS」というところをクリックすれば帳簿の中段くらい
の場所に出てきますが、金融費用だけは出てきません「財務CF」で一緒くたになっています。
そこで、調べたい企業のサイトにジャンプして「IR」とか「投資家の皆様へ」というところを
クリックして調べてください。 
有価証券報告書でキャッシュ・フロー計算書を探して 「金融費用」という
項目を探してその数字を差し引いてください。 
「金融費用」とはようするに、借金した時の利息のことです。当たり前の話ですが、無借金経営の場合にはゼロになります。 

さて、これで一番簡単ではありますが「フリーキャッシュフロー」の金額が分かりました。
この金額を
発行済み株式数でわります。
(必ず最新の発行済み株式数を確認してください)

そうすると、
一株当たりの フリーキャッシュフローが分かります。

つまり、株式一株当たりにつき、いったいぜんたい・・・

どのくらい自由に使えるゼニ
があるのか?


という事が分かります。 私が一番知りたいのはコレだけと言ってもいいくらいです。

例えば 株価が500円で一株当たりのフリーキャッシュフローが100円の企業があった場合

理論上では企業に投資した資金を5年で回収できる計算になります。

ただし理論上の話です!! あくまでも
絵に描いたモチであります!!
だけど、何度も言っているように・・・いずれ株価は理論上(本源価値)の株価に追いつくのです。

何でだか私は知らん!! いわゆる 
神の見えざる手というヤツ!!
とにかく、そうなんだから仕方がない!! 

そこで、現在の株価を一株当たりフリーキャッシュフローで割ってやると現在の株価が、
フリーキャッシュフローの何倍なのか? が分かります。 先に出てきた例で言うと

500/100=5 となり 答え(PFCFR)は5となります。

計算方法はPER(株価収益率)の場合と似ていますね。

PER(株価収益率)=株価/EPS(一株当たり利益) 

しかし、EPSとは現金の儲けではなく、現金と帳簿上の利益(売掛金)を含めた合計なので、
一株当たりフリーキャッシュフローで計算したPFCRよりは正確さを欠きます。
しかも、EPSは会計操作でどうにでもなるというオマケつきです。

だから、私はPERを参考にしないでPFCRを参考にするのです。

ただし、私は筋金入りの
現金主義者なので、このように考えます。
ですから、帳簿上の利益(売掛金)も利益と認める方はPERを参考になさってもいいのです。


さて、次回はテーマをまだ決めてません。

結論です。

・ EPSをもとに算出PERより、一株当たりフリーキッシュフローをもとに計算した
  PFCFRの方がより厳密だと思う。

・ 自由に使えるゼニが多い企業ほど株主価値が増加しやすい。
  自由なゼニがなければ、「無いソデは触れない」ので
  配当や自社株買戻しをやりたくても出来ないから。
  
今日の一言


株をギャンブルと考えるなら、
結果もギャンブルと同様になる



                        マット・セト
 

自由っていったい何だ?

自由っていったい何だ? 2004年 4月5日


 ろくでなし財務シリーズ

警告公認会計士・税理士・会計に精通している方は読まないで下さい。アホでも分るようにアホの管理人が書いておりますので、
専門家や精通している方には、あまりのレベルの低さに精神的苦痛を感じると思います。    

フリーキャッシュフロー

フリーキャッシュフローとは 自由に使えるゼニのことです。
私の私生活で例えるなら、毎月の収入から家賃を払い、光熱費を払い、携帯代を払い、
実家に仕送りをして、宝石とプラチナが大好きな山猫達にお手当てを払い・・・

最終的に残ったゼニのことです!!

このゼニで、新しい彼女をみつける為に飲み屋に行こうが、カジノで遊ぼうが、車を買おうが
誰にも文句を言われないゼニのことです。

毎度おなじみの不適切な脱線話から始まりましたが、私としてはフリーキャッシュフローが
豊富にある企業に投資をしたいですね。 

さて、フリーキャッシュフローが何故に重要なのか?


フリーキャッシュが将来の株価を決めると言ってもいいからです。

分かりやすく説明します。企業は商売でゼニを儲けて、経費を払い、借金を払い、設備投資
をした後に何も残らないのであれば、
何の魅力もありません!!
株主配当をするゼニもないし、自社株買戻しもできません。

つまり、現状を維持するので精一杯!!余裕は一切なし!!
ということです。

そんな企業に投資をしたがる人はいませんから、株価が上昇することはマズありえないと考
えてもいいでしょう。 もちろん例外はありますがね。

つまり、フリーキャッシュフローとは

株主に利益を還元する源なのです!!

これが豊富であれば、経営者が多少のオイタやマヌケな大失敗をしたとしても、それを補って
株主価値が上がり、いずれは本来の価値に株価が追いつき株価が上昇するのです。 
(いつ上昇するのかは、ドラえもん以外は知らんけどね。だから気長に待つ長期投資をお勧めするんだよね。)

まぁ、とにかく フリーキャッシュを豊富に生み出せる企業は素晴らしいと憶えてください。

いうことは・・・




フリーキャッシュフローを豊富に生み出す企業を見つければ・・・





大儲け間違いなし!! ハッピー!! 

と思うでしょうが、ご安心ください!! 世の中はそんなに甘くありません。

まず、
自由に使えるゼニ自由とは何をもって自由と定義するのか?

これが
ひじょおぉぉに曖昧であり、フリーキャッシュフローの定義をややこしくしているの
です。

さらに、専門家と称する、「自己満足のオナニー野朗」がやたらと間違って使うものだから・・

私ら素人には、サラにややこしくなり・・・
何をもって、正確にフリーキャッシュフローと言うのか分からなくなり、しまいには

それを考えるのは
めんどくせぇ!! という事になります。

しかし、どんなに
ややこしくても、脳ミソ爆発しても、これだけは憶えないとマズイ
です。何しろ、将来の株主価値を予測(皮算用)する上で大変に重要だからです!!

ですから、
絶対に読み飛ばさないで熟読してください。
それに、ろくでなし財務シリーズはコレを書きたいために始めたようなものですから。

さて、それではイロイロな意見がわかれるけれども、それぞれを勉強しましょう。

一番オーソドックスなパターン


まずは、営業キャッシュフローに投資キャッシュフローを加減したものをフリーキッシュフロー
とする
という意見です。 ようするに、キャッシュフロー計算書の上段と中段の数字を足
したものを
フリーキャッシュフローとする、一番簡単なパターンです。
だいたいは、コレをフリーキャッシュフローとしている場合が多いです。

数式にすると(ケース1)

フリーキャッシュフロー=営業CF+投資CF-金融費用 となります。


しかし、この考えに対して いちゃもんをつけたヤツがいます。

事業に直接関係のない投資行為をフリーキャッシュフローに加えるべきだ!!

というものです。 これは、なかなかスジの通った意見ではあります。
事業に関係のない「財テク」をしないで配当金にしてもいいのですからね。
この場合には、一番オーソドックスなキャッシュフローの数字に有価証券などの投資額を加算
すると出てきます。こちらを フリーキャッシュフローと定義している方も沢山います。 

しかし、これは判断が難しいですね・・

何故なら、ヘタクソな再投資しか出来ない経営者の場合には・・・

投資行為は実質的には
維持投資となります。

しかも、ヘタクソな投資しかできない経営者の方が多いときている。
まぁ、でもコチラの意見も尊重して、数式を書いておきます。(ケース2)

フリーキャッシュフロー=営業CF+投資CF+その他の投資-金融費用

しかし、更にこれに対してもいちゃもんがつきました・・・

たいていの場合、企業の経営者が「その他の投資」以外に「必要のない設備投資」を好き勝
手にやるのだから


「設備投資」も含めた数字をフリーキャッシュフローにせんかい!!

というものです。これも、これでなかなか説得力がある意見だとは思います。

必要の無い「無駄な設備投資」をしているくらいなら配当にしろよ!!

と普段から絶叫している私もこの意見には賛成です。

しかし、コレだと・・・数式は(ケース3)

フリーキャッシュフロー=営業CF-金融費用

となってしまいます。 しかし、ここまで、大雑把でいい加減だと不都合が出てきます。
例えば、どうしても必要な設備投資の費用まで加えることになり正確な数字を導くことが
出来ません。 
そこで、最低限必要な設備投資の金額分を差し引いて計算することになります。

そうすると数式は・・・(ケース4)

フリーキャッシュフロー=営業CF-最低限必要な設備投資-金融費用

となります。 これなら正確な数字が出てきそうですね。

しかし!! 私ら素人がどうやって 必要な設備投資なのか? 無駄な設備投資なのか?
をどうやって判断すればいいの? という困った事態になります。

そんな、判断は少なくても 
私には絶対に無理!!

となると・・・アナリスト(予想屋)のレポートでも読んで正確な投資キャッシュフローを調べると
か・・・しかし、私は大のアナリスト(予想屋)嫌いですから

減価償却費を最低限必要な投資額として代用し、減価償却費を差し引いたものを
フリーキャッシュフローとします。。

数式にすると(ケース5)

フリーキャッシュフロー=営業CF-減価償却費-金融費用


となります。うむむむ・・・私としては、これが一番説得力を持つような気がします。
しかし、これだとハイテク企業は当てはまりません・・・ハイテク企業の場合には
「研究開発費」が重要な投資となるのですが・・・
「研究開発費」も最低限必要な費用でない場合があります。つまり「研究開発費」と称して
好き勝手に使っている場合があります。そして、現実には好き勝手に使っているケースが
多いのです。

そうなると、好き勝手に使っている「研究開発費」も自由に使えるゼニとした場合には
数式は・・・(ケース6)

フリーキャッシュフロー=営業CF-減価償却費-金融費用+研究開発費


となります。

このように フリーキャッシュフローにも私が知っているたけで6つもの意見があって、
どれを使うかによって結果が違ってきます。
しかも業種によって計算の仕方が違ってくるという
嫌がらせつきです!!



ぎゃああああ!! 脳ミソ爆発!!


 

そこで、私はフリーキャッシュフローを簡単に考えることにしました。
つまり、一番オーソドックスなパターンである

フリーキャッシュフロー=営業CF+投資CF-金融費用 

をフリーキャッシュフローとします。 

だったら今までの ケース2から6まではなんだったんだ!!

という抗議の声が聞こえてきそうですが・・・

読者に過剰な期待を抱かせて必要以上に引っ張り、結局は結論を曖昧にする

ろ・く・で・な・し・な日記 ですのでご勘弁を!!

次回もまた フリーキャッシュフローについての「自由っていったい何だ?2」です。

今日の一言

いい株を選ぶ方法は一つではない。

                                                マット・セト

キャッシュ・フロー計算書

キャッシュ・フロー計算書 2004年4月2日


 ろくでなし財務シリーズ

警告公認会計士・税理士・会計に精通している方は読まないで下さい。アホでも分るようにアホの管理人が書いておりますので、
専門家や精通している方には、あまりのレベルの低さに精神的苦痛を感じると思います。    


キャッシュ・フロー計算書って何よ??

キャッシュとは現金のことですな。 フローとは流れのこと。つまり現金の流れのことです。
何故にコレが必要か? と言うと。 

損益計算書の
当期利益の額現金の額が一緒とは限らないからです!!

では、分かりやすく説明します。 売上というヤツは必ずしも現金収入とは限りません。
手形でもらったり、ツケにしたりとイロイロです。 しかし、現金が手に乗っていなくても利益は
利益です。

例えば100万円の品物をツケで売ったとします。
そうすると、帳簿上では100万円の売り上げとなり、経費が30万かかった場合は

手元に現金がなくても70万の儲けとなります。
 


そして、この100万が現金として回収されるのは月末だとします。
しかし、明日どうしても50万を取引先に支払わないといけない場合・・・

会社が潰れてしまうやないけ!! となります。

そこで、世の中の社長さん連中は必死で金策に走り回るのです。

そいつ等をカモにしていたのが、金融業者の私でんな・・・(昔の話です)

その場は助けるけど、最終的には吸い尽くす・・きゃはははは!!

おっと、話がズレたね。話を戻すよ!!

つまり、帳簿上の儲けと同じ額の現金がない場合が多いのです。
これを・・・

勘定あって銭たらず と言います。 もしくは・・ゼニが忙しい!!と言います。

これがイヤなら
現金主義現金商売をするしかありません。
しかし、現金商売は現金決済しかないので、現金が少なく取引ができない会社が出てきます。 
これでは、仕事が少なくなってしまうので、相手を信用してツケにしてやり商売をするしかあり
ません。しかし、信用が出来ない相手には取引をしません。現金で決済をもとめます。
そうすると、資金繰りのつかない人は 

仕事がもらえない、売上があがらない、支払いができない、倒産!!

となります。 だから商売は信用と現金が一番大切なのです。


ところで、売上や当期利益というヤツはいくらでも数字を操作できます。

付き合いのある会社に注文を発注してもらう形をとって売り上げにしてしまったり。(粉飾)
株主にバレると都合の悪い不良債権を関連会社に飛ばしたり。(不良債権飛ばし)
逆に税金を払いたくないために利益を圧縮する不届き者が沢山います。(逆粉飾)

何度も言いますが、帳簿上の利益と現金が一致することはマズありえない。
しかも会計操作によって、利益が実態とかけはなれたモノになってしまう場合があります。
利益の上がっている会社に投資したつもりが・・資金ショートのために倒産して株が紙くずに
なった。なんてことも起こりえるのです。 ですから株を買う前に調査をしなくてはいけない、
しかし、バランスシートと損益計算書だけでは判断が難しい。 
コレは投資家にとって深刻な問題で
ひじょうおぉぉぉに困ります。
二つをもとにして逆算していけば、ある程度の現金の流れは分かりますが・・・・


それを計算すんのは めんどくせぇ!! という事になります。

そこで、
商売をしてどのくらいの現金が入って、それをどのように使ったのか?

これを、表したのがキャッシュ・フロー計算書なのであります。
さすがに、現金だけはごまかすことは出来ません。

架空の売上の為に、架空の伝票や領収書や売買契約書を作ってくれる人はいますが・・・

架空売上のつじつまあわせの為に現金をくれる、お人よしはいないからです。

となると・・売掛金として計上するしかありません。 まさか、偽札を作るわけにはいきません
からね・・・つまり、バランス・シート 損益計算書 キャッシュフロー計算書 の三馬鹿大将
がトリオとなって初めて財務分析が出来るのです。

さてと、キャッシュ・フロー計算書の大雑把でいい加減な説明が終わったところで、詳しい説明をします。

キャッシュフロー計算書は


営業キャッシュフロー・投資キャッシュフロー・財務キャッシュフロー

の3つの種類で構成されている。 うむむむ・・こんがらがってきた?
でも大丈夫です、足し算・引き算しか使いませんのでご安心を!!


営業キャッシュフロー

会社の本業の販売や仕入れ、製造活動などから生じた現金・預金などのゴマカシようのない
ゼニの流れのこと。

もう一度、
現金のゴマカシようのない流れのこと!!

仕入れを借金でまかなった場合には、ツケの売上が現金化された後に借金返済にあてる。

ようするに、営業キャッシュフローとは
商売をして手元に残った現金と憶えましょう!!

マニアックな方のために計算の仕方を一応、説明します。
(初心者は投資キャッシュフローの説明まで、スッ飛ばしてください、脳ミソが爆発します)

営業キャッシュフローの計算のしかた。

1 まず、損益計算書の「減価償却」の項目を探してください。
  この「減価償却」を「当期利益」(または純利益)に足してください。減価償却は費用として
  帳簿にのりますが、実際にゼニが出るわけではないので当期利益の額に足
  して計算します。

2 次に、バランスシートの「負債」の部から「買掛金」(ツケのこと)を探してこの金額も足します。
  ツケですから、実際にゼニが出るわけではないので足して計算します。

3 その次に、バランス・シートの「資産の部」から売掛金を探して、この金額を今までの数字
  から差し引きます。帳簿上では利益となっていますが
  実際にゼニを受け取ってないので差し引くのです。 


これを数式にすると

当期利益+減価償却+買掛金-売掛金=営業キャッシュフロー 

となります。

さて、この営業キャッシュフローはプラスになってないとマズイわけです。
つまり、営業活動で現金が入ってこない!! または不足している!!ということになりますからね。


投資キャッシュフロー 

営業活動で儲けたゼニを使い、工場や店舗、本社ビルをたてたり、設備をとりかえるたりする
設備投資、子会社、関連会社への投資などの現金の使い方を表したもの。

投資キャッシュフローとは

設備投資をしたり、財テクをする現金の使い方を表したもの

と憶えましょう!!

マニアックな方のために計算の仕方を一応、説明します。
(初心者は財務キャッシュフローの説明まで、スッ飛ばしてください、脳ミソが爆発します)
さて、営業活動で獲得したゼニをどのような投資に使ったのか? 
を表すのが投資キャッシュフローですから・・・・

投資キャッシュフローの計算式は 

投資損益-(設備投資+その他の投資)=投資キャッシュフロー

となります。

投資損益とは損益計算書の「営業外利益」「営業外損失」「特別損益」の項目に出てくる。
「受取利息・配当・資産売却損益」などです。
さて、項目の内容を知るのに一苦労するのが・・・ 「設備投資」と「その他の投資」というヤツ
です。これらは費用として帳簿上に記載されませんから、損益計算書を見てもわかりません。
ですから、バランス・シートの 固定資産・投資有価証券を調べて前年度と比較して、引き算
をしてその差額が「設備投資+その他の投資」とするしかありません。

しかし、これをやっている間に私は・・・
それを計算すんのは めんどくせぇ!! という事になります。

だけど、経営者が信用できないので仕方なく自分で調べて、調整しなおし検算します。


財務キャッシュフロー

さて投資キャッシュフローは通常はマイナスになります。
なぜなら本業で儲けたゼニを更に再投資して

利益を追求するのが企業の役目だからです!!

それが資本主義というものです!!

ん?? 誰だ? 我が皇国は実質的に

社会主義国家だ!! なんて本当のことを言うヤツは!!

ちょっと脱線しました。話を戻します。 本業で儲けたゼニで投資活動をしてさらに余ったゼニ
の使い道を表したのが 財務キャッシュフローなのです。

余ったゼニの使い道や、逆にゼニが余らないで足りない場合には借金をしてこないといけま
せん。
金融機関などからの長期・短期のお金の調達や、社債発行による市場からの資金調
達、増資による資本金の増加、株主への配当金などの現金の流れを全て表したものが
財務キャッシュフローとなるのです。

よって財務キャッシュフローとは


資金調達、借金返済、配当の現金の流れを表したもの

と憶えましょう!!

そして、財務キャッシュフローの重要な役目は・・・

経営者の嘘を見破る!!

というところだと思います。

例えば、口では「株主重視」と言いながら、儲けたゼニを株主に還元しないでシコシコと溜め
込み知らんぷりをしている経営者の場合、財務キャッシュフローを見れば一発でバレてしま
うからです。具体的に説明すると文章が長くなるばかりではなく後日の日記のネタが減るの
で割愛します。

次回は、フリーキャッシュフローについて勉強します。

結論です。

キャッシュフロー計算書は営業活動でどれだけ多くの現金を獲得して、投資活動や借金の返
済に有効活用しているのか? という点を見ておけばよいのです。

・キャッシュフローには、営業・投資・財務と三種類のキャッシュフローがある。
・架空売上、架空売掛、不良債権飛ばし、粉飾をしたとしても現金だけはごまかせない。
 その現金の流れを表した、キャッシュフロー計算書はとても大切です!!


今日の一言 

以前、アメリカの友人にこう聞かれた、
「日本は実質的に社会主義国家なのに何で民主国家と言ってるの??」
これに対する私の答え。


うるせぇ!! 御国柄だよ!!
日本人は本質を見ないという国民性なんだ!!

損益計算書

損益計算書 2004年 3月30日

 ろくでなし財務シリーズ

警告公認会計士・税理士・会計に精通している方は読まないで下さい。アホでも分るようにアホの管理人が書いておりますので、
専門家や精通している方には、あまりのレベルの低さに精神的苦痛を感じると思います。    


私は子供の頃、通信簿(成績表)という悩みのタネがありました・・・
私の成績表は・・・5段階評価で美術と体育が4 であとは 

アヒルのオンパレード!! 
(注 2のことをアヒルと言う。) 

そして、必ず備考欄に・・・・

・他人の事を考えて行動する。 ・人に迷惑をかけない。

が最悪のC評価でした。

私の親は勉強の成績では怒りませんが・・・ 
人に迷惑をかけるとか、世間様に顔向けが出来ないような事をすると 

狂ったように怒ります。

まぁ、そのお陰で今では良識をわきまえた立派な大人になることが出来ました。

さて、子供時代の成績表の話はほっておいてと・・

損益計算書とは会社の一年間の経営状態を表した成績表のことです。

では、何のために損益計算書があるのか? 

例えば、家具をつくる「虫食い家具株式会社」という会社があったとします。

この会社は家具を作って売るのが仕事であります。当たり前ですね・・・
しかし、これ以外に工場の跡地を売ったり、株式投資や財テクで儲かる場合もある。

この場合、家具を売って儲けたものは
本業の儲けです。
そして、土地を売ったり、株式投資や財テクで儲けたものは
副業の儲けです。
これらの、本業と副業を合計したものが、その会社の利益となる。

では、この本業の儲けと副業の儲けが一緒くたにしか発表されないとなると、
どんなことになるでしょうか?

例えば、家具が全然売れなくて、大赤字なのに土地を売った売却益で利益の合計金額
が膨らめば会社は利益が上がっていることになる。

でも、これが安定した儲けと言えますかね?

個人に例えますと・・・

給料の減った人が、自分の高級時計を売って
収入の帳尻をあわせるようなものです。

給料がもとの基準に戻らないと、この人はドンドンいろいろな物を売ってしまわなければ
ならない。 これではタコが自分の足を食べているようなモノです。

話を企業に戻します。毎年、毎年、土地を売ったり財テクなどの副業で利益を上げること
が出来ればよいですけど・・・
誰でも資産を食い潰して利益を取繕っているなんてことを毎年続けている企業には投資した
くありません。

それに本業が復活しないと、業績悪化で株価が急落して投資家が損害を受ける可能性
が出てきます。 このようなことを防ぐために、

会社が何で儲けたのか? 本業で儲けたの? 副業で儲けたの? 

をハッキリさせるのが損益計算書であります。

ちょっと下を見てください。 これが損益計算書というヤツです。


損益計算書
虫食い家具株式会社

 自平成15年4月1日
         至平成16年3月31日 (単位千円)
売上高.10,200,000
売上原価...
期首商品たな卸高480,000.
当期商品仕入高8,305,000.
期末商品たな卸高500,0008,258,000
売り上げ総利益.1,915,000
...
販売費および一般管理費.1,415,000
営業利益.500,000
営業外収益..
受取利息25,000.
受取配当1,600.
雑収入2,00028,600
営業外費用..
支払い利息30,000.
雑損失12,00042,000
経常利益.486,600
特別利益..
土地売却益150,000.
投資有価証券売却益35,000185,000
特別損失..
固定資産売却損30,000.
過年度損益修正25,00055,000
税引前当期利益.616,600
法人税・住民税および事業税.482,256
当期利益.134,344


初めて見る人は、
脳ミソが爆発するでしょう・・・

(単位千円)となつているので、0を3つ足さなくてはいけません。

売上高 10,200,000は
10,200,000,000円という意味です。

ようするに 
102億円ですね。 慣れるまではこのように書き直したほうが良いでしょう。

損益計算書は企業の通信簿・成績表なので利益がどうなっているのか? 
を知りたいですよね?

利益にもイロイロありまして、利益についての要点をまとめますと、 

売上高・売上総利益・営業利益・計上利益・税引き前利益・当期利益

と5つの種類の利益になります。


さて、一番上の
売上高というヤツは本業・副業を含めた、一年間の商売の規模のことです。

よく、金持ちの御宅訪問なんかのテレビ番組で・・・

アイディア一つで100億円を稼いだ男!! 

なんて言っているのは、ようするに売上高100億円の会社を経営する人という意味です。
自由に使えるゼニを100億稼いだわけではありません!! 

ただ、テレビは大袈裟にしないと視聴率が稼げないので、このように表現するのです。

まぁ、この 売上高の数字が大きければとりあえずはOKと考えてもよいでしょう・・・

た・だ・し!! とりあえず です!! 

次の調査段階に進むだけの話です。 売上げなんてものはいくらでも操作できますからね。
テンプラ会社を作って、注文を発注してもらった形にすれば売り上げになりますからね。

あっ!! 「悪い人達用語」を使ってしまった・・・・

テンプラ会社とは・・・ ダミー会社・ペーパーカンパニーのこと。
よく、怪しい夕刊紙などに、 「休眠会社売ります」と広告が出てますよね?
あれは、詐欺師に会社を売りつけたりするための広告なのです。

ちなみに、

インチキ話やハッタリ話のことも 
テンプラ話とか空気の話と表現します。
テンプラはコロモの部分が多く中身が少ない、というところから由来している。


またまた、おりこうさんになったところで話を戻します。

次に出てくるのが売上総利益というヤツ。
これは、売上高から売上原価を差し引いた利益のこと。 粗利益とも言う。
例えば、1コ100円で仕入れたリンゴを200円で売った場合には、
売上高は200円で売上原価は100円となり 売上総利益は100円となります。

営業利益 とは売上総利益から販売費・一般管理費を差し引いたもの。(本業の儲け)
先ほどの例え話、1コ100円で仕入れたリンゴを200円で売って、残ったものから人件費・広告
費などを差し引いたものが営業利益です。

経常利益 本業以外の損益も含めた商売をしている上での儲けのこと。
「ケイツネ」とか言うのはコレのこと。 営業利益と何のために分けているのか?というと
本業と副業の儲けを分かりやすくするためである。 

税引き前当期利益  営業とは直接関係のない臨時に発生した利益や損失を含めて
計算したもの。ようするに、特別利益・特別損失を含めて計算したヤツ。 
私個人としては特別に儲かったゼニであろうが本業で儲けたゼニであろうが、儲かれば
いいんじゃないの? と思いますがね。
これは、必要以上に項目を増やし、「馬鹿を煙に巻く作戦」ですな・・・専門家の陰謀です。

ここで一言

汗水たらして稼いだゼニも
拾ったゼニも、強盗してきたゼニも
ゼニはゼニでっせ!!


当期利益  税引き前当期利益から税金を支払った残りの利益。 純利益とも言う。


ここで、重要なのは当期利益がどのようにして生み出されたのか?その過程を知ることである。 
よく、一年分だけの損益計算書を「しかめっつら」をしながら、フンフンと唸りながら見ている
オッサンがいますが・・・


あれは、「知ったか」をしているだけです!! 

損益計算書は単独では意味がありません!!

必ず、他の三馬鹿大将(財務諸表のこと、バランスシート・キャッシュフロー計算書)のトリオで
分析しないと意味がありません!! そして過去の財務諸表と比較したり、ライバル会社のと比
較して初めて意味が分かってくるのです。


次回は三馬鹿大将の一人 キャッシュ・フロー計算書について勉強します。


今日の一言  ゼニの正しい使い方


ゼニとは・・せこく儲けて、しぶく使う!!

              作者不明


 

かっこ悪い仕事・せこい仕事でも、カッコよくゼニを使うやつは女性にもてる!!

流動資産・流動負債

流動資産・流動負債 2004年 3月9日


 ろくでなし財務シリーズ

警告公認会計士・税理士・会計に精通している方は読まないで下さい。アホでも分るようにアホの管理人が書いておりますので、
専門家や精通している方には、あまりのレベルの低さに精神的苦痛を感じると思います。    

今回は流動資産・固定資産・流動負債・固定負債について勉強します。

流動資産
 これはネットで調べたら以下のように説明してあった。

貸借対照表の借方の資産の部のひとつ。短期間のうちに回収される資産のことをいう。


だってさ・・・意味わかる? 借方というと難しいんだけど、ようするに

貸借対照表(バランス・シートと同義語)の左側に書いてある資産のことです。
具体的には何? となりますよね・・・四季報を参考に以下にまとめました。

・現金・受け取り手形・売掛金・有価証券
・たな卸し資産・その他流動資産

「現金」とは会社の金庫にある現金ですね、こんなものは説明する必要はありませんね。
「受け取り手形」とは、例えば商品を納品して代金を現金ではなく手形でもらった場合に決済
まで会社で保管してある手形のことです。手形とは何時いつまでに、こんだけゼニを払いま
すということを約束した紙切れのことです。 
「売掛金」というのは、取引先に商品を納入してから「代金は月末でいいですよ」というヤツですね。
つまり、相手が自分にツケをした状態のことです。
「有価証券」とは、そのまんま。 これも説明する必要はありませんね。
「たな卸し資産」とは商品の在庫のこと。一歩まちがえるとただの
粗大ごみ。   
「その他流動資産」とは・・・・ 


実を言うと私は詳しくは知りません!!


「その他」ということで「ゴマカシや粉飾」をするためのインチキ資産と私は解釈しています。
すべてがそうだとは申しませんが、有価証券報告書を見ても
 
ん?? これが資産と言える?  と疑問に思うものが多いので私はシカトしてます
ハッキリ言って憶える必要があるとは思えないので勉強してません!!
これは、憶えないとマズイと思われる方は勝手にしてちょ。
(注 あくまでも私の独断と偏見の意見ですから、憶える必要が無いというワケではありません。ただ私は無視するというだけの話)



脱線開始!!

あっ!!シカト の意味を説明するね。シカトとは無視することです。
よく、街のチンピラが 
シカトすんな!!と勇ましく怒鳴っているあの言葉です。

言葉の由来は花札の10月の月に出てくる
鹿です。
花札では、動物の絵柄を
「トウケン」とか「トウ」と言います。 
花札をしたことのある人は知っていると思いますが、その鹿さんは・・・・

冷たく、ソッポを向いています!!


そこで、冷たく無視する人のことを 「鹿」の「トウ」で「シカト」と呼ぶようになったのです。
ただし、これは昔の博徒が使った言葉ですので・・・「悪い人達用語」です。
ですから、全国の良い子の皆様は先生や親の前で使うと怒られますので注意してね。



脱線終了!!

2ヘェーが聞こえてきたところで、話を戻します。

さて、流動と言葉の意味を考えてみましょう・・・ 
流れて動く という意味ですね。
べつに、アッチの女性、コッチの女性と流れ動く浮気者という意味ではありません。
これに「資産」がつくと・・・ 流れ動く資産となります。 わかり易く言うと

すぐにゼニに換えられる資産のことです。

つまり、「流動」とは現金に換えるスピードを表現しているのです。
それが、不動産とか設備機械に比べると換金するスピードが速いので流動資産と言うのです。
 
よって、一年以内に現金に換えられる資産を流動資産と憶えましょう!!

固定資産 一年を超えて所有したり、使用するもののことをいう。
または、現金に換えるのに流動資産より手間がかかる資産と憶えてください。
固定資産は有形固定資産・無形固定資産・投資等の三つで構成されている。

有形固定資産とは 
土地・建物・機械装置など。
こんなものは、いざという時に換金するのに手間がかかるし、足元をみられて買い叩かれる。
よって、帳簿に書いてある数字を鵜呑みにしていけません。 話半分で考えましょう!!

無形固定資産とは 
借地権・特許・営業権など長期にわたって使える権利のこと。
バフェットさまの大好きな暖簾代なども含まれる。 

投資等とは投資した資本を回収するまでに時間がかかりすぎる、あてにならない投資のこと。
たとえば、子会社に対する出資や貸付金などです。

これは、粉飾・利益飛ばし・不良債権飛ばしにとっても便利です!! 

私は基本的に、「その他」とか「何々等」とつく項目は無視しています。
おや会社が子会社に貸付をするというのは、親が子供にゼニを貸した事と一緒です。
親がそれを資産とするなんてことが認められるでしょうか? 確かに資産ではありますが・・・
私は実質的には同じサイフと私は解釈します。よって、私は資産とは見なしていません。
(注 あくまでも私の独断と偏見の意見ですから、絶対に私と同じ解釈をしなくてはいけないワケではありません。)

流動負債 
決算日の翌日から一年以内に支払わなければならない負債のこと。

これは、流動資産のまるっきり逆と考えればいいですね。
バランス・シート(貸借対照表と同義語)の右側にある項目のひとつです。
前回の、おさらいで 資産は左、借金(負債)は右を思い出してください。

支払い手形・買掛金(ツケ)・未払金・未払費用・未払法人税など。


固定負債 支払い期日が一年以上先の負債(借金)のこと。
長期借入金・長期未払金・退職給与引当金などがある。

まぁ、今回はこんなもんですかね。 少しづつ憶えていけばOKです。

今日の一言(ウォーレン・バフェット 自分を信じるものが勝つ!より)

財務会計のイロハを知ることは、
自分を守ることにもなる。

バランスシートって何?

バランスシートって何? 2004年 2月26日

 

 ろくでなし財務シリーズ

警告公認会計士・税理士・会計に精通している方は読まないで下さい。アホでも分るようにアホの管理人が書いておりますので、
専門家や精通している方には、あまりのレベルの低さに精神的苦痛を感じると思います。    

バランスシートって何??と思っている方、これは 三馬鹿大将の一人で貸借対照表です。

貸借対照表を横文字で言うと バランスシートになります。
ちなみに、四季報CDや企業のHPではB/Sと表示されている場合があります。 
よって・・・ B/S と バランスシート と 貸借対照表 は一緒の意味です。

貸借対照表のひらがなの読み方は 
たいしゃくたいしょうひょうです。

ごめんなさいね、ひらがなの読み方なんて本当は書きたくないのだけど・・・

私の友人の中には・・

老舗ろうほ と読んだり・・・ 
馬喰町うまくいちょうと読んだり・・・

月極駐車場月極げっきょく

と読んだりする
未開の野蛮人!!が多いので一応、説明を入れています。

酷いヤツになると月極駐車場の月極を人の名前と勘違いして・・・・

ヒロちゃん!! げっきょくさんって凄い地主なんだね!!
だって全国に沢山の駐車場を持っているんだから!! 


なんて言うアホまでいます・・・(絶対にBigBoy様の事ではございません!!) 
偉そうに言っている私も
相殺勘定相殺そうさつと読んでいました。

ん?? 脱線したか?? 話を戻します。
バランス・シートだの貸借対照表だの言うから難しく聞こえるけど・・・

ようするに、
借金自分のゼニ資産を表にした

損得勘定とか小遣帳と考えればいいのです。 簡単でしょ??

では、たとえ話で説明します。 ここにマイホームを夢見るオッサンがいたとします。
そのオッサンは長年かかってシコシコ貯めたゼニが
500万あったとします。
そして買いたい家の値段が
3000万だとします。 
500万円を頭金にして、残りの2500万を銀行から借金します。 

すると、このオッサンのバランスシートは以下のようになります。

夢のマイホーム
3000万円!!
資産
住宅ローン
2500万円!!
負債
頭金
500万円
自己資本
3000万円3000万円


見てください、下の数字の3000万円は左右の合計金額です。
つまり、右左の数字が同じになってバランスがとれるのでバランス・シートと言うのです。

持ち家をバランスシートで表す例え話をしましたが・・・
金持ち父さん貧乏父さん のロバート氏に言わせると・・・・


持ち家は資産じゃねぇ!! 

となり、この考えに私も大賛成ですが、ここでは一応、資産として考えます。
チョッと話がずれたね・・・話を戻します。 
バランス・シートはマイホームを夢見るオッサンも企業も一緒!!
企業の場合には以下のようになる。 


 

流動資産流動負債

固定資産

固定負債

自己資本
合計は一緒合計は一緒



資産には流動資産と固定資産の二つがあります。

流動資産 一年以内に換金できる資産のこと。 現金・手形・商品の在庫など。

固定資産 流動資産よりは換金に苦労する資産のこと。不動産・建物・機械など。
         
または、回収に時間がかかる、気の長い投資のこと。 

負債は流動負債と固定負債の二つがあります。
 

流動負債 短期間(一年)に返済しなくてはならない借金のこと買掛金・短期債務など。

固定負債 返済日がだいぶ先で、気の長い借金のこと。借りる方としてはありがたい。
  

自己資本 そのままんま!! 会社のゼニのこと。 

さて、企業になると・・・流動資産・固定資産・流動負債・固定負債。
と難しい言葉が出てきますが・・・ これを先ほどのオッサンに当てはめてみると

流動資産  財布の中のゼニ・同僚に貸した飲み代・定期預金。
固定資産  夢のマイホーム 
流動負債  サラ金で借りてるゼニ・飲み屋のツケ。
固定負債  夢のマイホームを建てるために銀行から借りた35年の住宅ローン!!

このように考えればいいのです。

流動資産が多く固定資産が少ない企業があったとします、これをに個人当てはめると・・・

マイホームなんかいらねぇ!! 俺は現金が好きだ!! という人になります。

逆に、固定資産が多く流動資産の少ない企業を個人に当てはめると・・・

これで、俺も一国一城の主だ!! 貯金はなくなったけどな!! 

という人になります。 ねっ?  簡単でしょ? 

バランス・シートは。 
資産は 借金(負債)と自己資本はと憶えましょう!!

そして、左右の合計は必ず一致する。

あっと、ここまで書いていたら・・・鬼武者3をやりたくなった・・・今日はこれで、おしまい!!

次回はもう少し掘り込んで、流動資産・流動負債・固定資産・固定負債を勉強します。




結論です。

・バランス・シートは貸借対象表とB/Sと一緒の意味!!
・オッサンのバランス・シートも企業のバランス・シートも意味は一緒!!
・バランス・シートは損得勘定とか小遣帳と一緒と考えると簡単!!

・資産は左 借金と自己資本は右と憶えましょう!! そして左右の合計は一致する。

今日の一言 

勝つために必要なことを確実に実行する。


                                                          マット・セト  

ろくでなし財務シリーズ開始!!

ろくでなし財務シリーズ開始!! 2004年 2月 19日


 ろくでなし財務シリーズ

警告公認会計士・税理士・会計に精通している方は読まないで下さい。アホでも分るようにアホの管理人が書いておりますので、
専門家や精通している方には、あまりのレベルの低さに精神的苦痛を感じると思います。    


投資サイトらしく財務会計の勉強を始めたいと思います。財務シリーズはのマークです。 

私は企業を分析する上で

ある程度は財務・会計の事を知っておかなくてはならないと考えている。

しかし、ある程度である!!  厳密に知る必要はないと思う。 

何故なら、アホの私はそんなものを憶えられないからである。 

ようは、いくら儲かったんだよ!! 
俺様が聞きてぇのはそんだけ!!


私が会計の本を買って勉強を始めた時のことである。

本屋で 

初級・入門・猫でもわかる・面白いほどわかる・ズバリ 

と名のつく会計の本を全て買い漁った・・・

そして、読んでみた・・・

どこが、初級なんだよ!! 全然ワカんねぇんだよ!! 
何がズバリだ!!  要点がまとまってねぇじゃねぇか!!


絶対に猫でも分るんだね??
 

ようし!! それなら、近所の猫に見せてやろうか? とも考えた。

この手の本は、公認会計士や税理士といった、頭の良い人が書いているので・・・
とっても、馬鹿にはわかりづらい・・・・ 
ただし、ベットに入って5分で眠りにつきたい場合には
最高の本である!!

読んでいると専門用語を説明してあるページに何度も戻り確認しなくてはならない・・・
しかも、専門用語を調べているとそれを説明する別の専門用語が出てきて・・・

おいこら!! 数字嫌いの俺様に喧嘩うってんのか?
専門用語を説明すんのに専門用語を使うとは・・テメェは馬鹿か? あん? 

ゼニを出して買ってやったんだから
分り易く説明しろ!!


と、出版している編集部に電話したこともある・・・

だから、私は専門用語をノートにまとめた。 何だか受験生になった気分になった。

やめちゃおーっと!! めんどくせぇ!! と思っていたら・・・

これを憶えれば、
会計はゼニ儲けの役に立つと親父が言ったので・・・・

ゼニ儲けだぁ? それなら、話はべつ!! 


と、けっこうマトモに勉強した。 私はゼニと女性がからめば脳ミソと悪知恵が働く

ところで・・・


四季報を最初に見たときは・・・ワケが分らなかった・・・例えば 売上のところを見ると・・・


売上  20000  と書いてあった企業を見て・・・ ん? 2万円?? と一瞬思った・・・

しかし、上の方に(百万円)と書いてあったので、 これにゼロを6個足すんだねと分った・・・

が、しかし!!  20000にゼロを6個足すと 20000000000 となり 

セブン・イレブンで980円で買った計算機では収まりきらんやんけ!!  
しかも、ゼロを入れている間に何個入れたか忘れる!!

 
これに、掛け算なんかをすると、「E」とか出てきて・・・ Eってなんだよ!! 

慣れていない数字の表示がこんなに物事を難しく見せるものなのか? 

と驚いてしまった。こんな状態でした、でもさ、これを下記のようにすると分り易くない??

売上  200億円!! 

どうですか?  普段、新聞なんかで見慣れているのはコッチだから、

東洋経済にはこのように書いてもらいたい!! 

という事で私はノートにこのように書き写している。

すると不思議なもので、頭にスっと入ってくるのです。 
しかも、そのウチにそんなものを書かないでも分るようになる。

こうなってくると、帳簿を見ても
脳みそ爆発!! しないで済むのだ。
そして、見慣れてくると何でもなくなる。 
昔、英語の授業で 
習うより慣れろ と先生が言っていたが会計も同じだね。

だから、帳簿が苦手という人は マズは慣れてください。

帳簿を見ていると眠くなる人は、

寝ちゃってかまいません!!
肉体的欲求に素直に生きましょう!!



財務諸表

さて、財務諸表 という言葉がありますね。
直訳すると財務のことを諸々に書いた表という意味ですな。

財務諸表とは一般に決算書と言われているモノのことです。

賃借対照表  損益計算書  キャシュフロー計算書  

この三つを財務諸表といいます。これを私は
三馬鹿大将と命名した。

ということで、 決算書・財務諸表とは三馬鹿大将のことと憶えてください。
厳密には財務諸表は6つで構成されています。 
三馬鹿大将の他に営業報告書・利益処分計算書・附属明細書があります。

でも、とりあえず、三馬鹿大将を憶えてから憶えれば十分です。

一度にたくさんの事を憶えるよりも、何故? これが必要なのか? それを考えれば
自然と憶えますから大丈夫です。

では、決算書を読む上で必要なことを教えてくれる分り易い本の紹介をします。
下の表は読む順番と説明です。 題名をクリックすれば、アマゾンにつながります。 
ことわっておきますが・・そのまま購入すると私に3%のマージンが入ります!! 
私を儲けさせるのがムカつく人は自分でアクセスしてね。

私でも面白いほどわかる決算書

まず、最初にこれを読んで下さい。各ページに専門用語の説明が何度も繰り返し
書いてありどんな馬鹿でもわかるようにかいてあります。専門用語と意味が分ります。
3分間で決算書が読めるこれは、本当にわかりやすい。これがわからないヤツは会計の勉強をするだけ無駄!!
会計の勉強など止めて遊んでましょう!! 
賢明なる投資家(財務諸表編)絶対に最初に読んではいけません!! 上記の二冊を熟読してから読みましょう!!
私が最初に読んだ時は「破り捨ててやろうか?」 と思いました。


とりあえず、この三冊だけは読まないといけんませんね・・・

これ以外は、読む必要はなし!! 

だけど、読んでいて脳ミソ爆発したら、読み飛ばしてかまいません。
あなたの頭が悪いのではありません!! 作者の説明がヘタなのです!!

次回の 財務シリーズは「私でも面白いほどわかる決算書」を参考に進めていきます。


今日の一言

専門用語を羅列する専門家と称する連中の
ほとんどは、自己満足のオナニー野朗である!!


                                                                   作者不明