何故に高ROEなのか? 2003年12月25日
バフェットの銘柄選択術シリーズ
初心者の方へ
今日の日記はつまらないです、ROEについて長々と能書きをコイております。
でも大事な事なので、我慢して読んで下さい。どうしても無理な場合は。
ROEは最低10%は欲しい!! ただし、自己資本比率が50%以上である事が条件。
とだけ憶えて下さい。これは、厳密に数値にこだわると投資機会を失います。
少々乱暴で精密さを欠きますが、何も憶えないよりはマシだと考えます。
バフェット様が高ROE企業を好む理由。
前の日記では、ROEは高いのが良いのだ!! 深田恭子は美人だ!! とだけ憶えましたよね。
今回は、さらに掘り込んで「高いROEが何故いいのか?」について考えてみます。
さて、その説明の前にバフェット様の株式投資に対する考えを、もう少し説明します。
バフェット様は「消費者独占型企業」は安定的な利益をあげることができ、そのような
企業の株に投資することは、債券に投資するのと同じようなものだと考える。
この場合、企業の株主資本利益率(ROE)は債券の額面に対する利率に相当する。
一株当たり利益(EPS)は債券の利息にあたる。
例えば、一株当たり株主資本(BPS)が1000円、一株当たり利益(EPS)が250円の株式に
投資する場合、額面に対して25%の利息が貰える「擬似債券」に投資するのと同じと考える。
あっ!! 一株当たり株主資本(BPS)の説明をしないとね、、、
一株当たり株主資本=株主資本/発行済み株式数 の事なんだよね。
例えば株を五株発行している会社があって、株主資本が100万円あるとすると。
一株当たりの株主資本は、20万円となります。 口が酸っぱくなるほど、しつこく繰り返して
いるけど、会社のモノは全て株主のモノ!! だから、会社の純資産は株数に応じて株主のモノ
これが、一株あたりにいくらあるのか? を表した指数なのです。
紛らわしい事に 「一株当たり自己資本」などとも言う。
これは素人を混乱させる為の専門家の陰謀です。
最初はEPS、BPS、ROE、PERだのウンザリすると思うけど、自然に憶えるから大丈夫!!
話を戻します、企業の利益は、通常の債券の利子と違って固定されたものではない。
したがって、債券と言っても変動利付き債券と考えなくてはいけない。
企業の利益が増加すれば利息の増加となり、企業の利益が減少すれば利息が減少となる。
つまり、ROE(株主自己資本利益率)が変動すれば、利息(EPSの意味)も変動すると考える。
これが、バフェット様の言う株式投資は「擬似債券」という考え方。
分り易く言うと、株式は借金の証文ではないけど、借金の証文と考えるという意味ですな。
では、何故バフェット様が高いROEにこだわるのか?という事を投資目的で不動産を購入する
場合を例に取って説明します。 まず、2000万円で売っているマンションがあったとします。
そして、家賃は年間に150万円取れます。 もし、このマンションを頭金500万円を出して購入
した場合は、頭金が株式投資でいうところの「株主資本(自己資本も同義語)」となります。
さて、家賃収入の150万円から、マンションの維持費、ローン、管理費などを差し引いて手元
に50万円が残ったとします。そうすると、このマンションを買った人は500万円を元手で年間
50万の利益を上げられる事になります。これを利回りになおすと 50/500=0.10となります。
パーセント表示なら10%ですね。
これを株式投資に当てはめると、BPS(一株当たり自己資本)が500万でEPS(一株当たり利益)
が50万円となります。 数式にすると
ROE(株主資本利益率)=EPS(一株当たり利益)/BPS(一株当たり自己資本) です。
さて、このマンションは頭金500万で購入できましたが、不動産屋がもし、頭金800万でないと
売ってあげないよーだ!! と言った場合には、マンションを買う人は800万を元手にして年間50
万の利益を手にする事になります。 これを利回りに直すと 50/800=0.062となります。
パーセント表示では6.25%となり、500万頭金の時より資金効率(ROE)が低下してしまいます。
分りにくいかな? では「ならず者風」に考えましょう。借金とはイザとなったら踏み倒せます。
例えば、あなたが今1000万を持っていたとします。 そのうち500万を頭金にしてマンションを
買い家賃収入を150万、管理費や維持費やローンを差し引けば、毎年50万儲けられます。
そして、手元には500万の現金が残ったままです。それを別のものに投資をする事もできます。
では、1000万円を全部、頭金として住宅ローンを組みますか??
万が一に返済が滞れば担保で取られてしまうリスクがあり、そして資金効率も悪くなります。
500万を使って50万儲かるのと1000万を使って50万儲かる場合のドッチを選びます?
そりゃ、誰だって500万で50万の儲けを狙いますよね? 残った500万は他のもので運用しても
いいし、万が一の夜逃げ資金にすることも出来るしね![]()
だったら、500万を手元に残して残りは借金にした方がいいと考える人が多いのでは?
この考え方は、商売人ならスグに分るけど、売り掛はできるだけ早く回収して、逆に買い掛け
はなるべく遅く払う。この時間差を利用して買掛金を他に運用する。
そして、買掛金を払う期限までに利益を上げる事ができれば、資金効率がよくなる。
これを「期限の利益」という。 または
人のフンドシで相撲をとる と表現する。
悪いヤツになると売り掛けの回収は絶対にするクセに、買い掛けは踏み倒す。
なんてヤツもいるからね。
余計わかんなくなった? うーん、私も書いてて、
なんて説明すれば良いか混乱してきた![]()
まとめます
このマンション投資を「擬似債券」である「株式投資」に言い換えると、
擬似債券 高い額面利息(EPS)を貰う為には、高い利率(ROE)が必要。
500万を使って50万儲かるのと1000万を使って50万儲かる場合のドッチを選びます?
だから、バフェット様は高いROEにこだわるのです。
次回は、マンション投資を企業に例えた話をします。
今日の一言 私の知り合いのオッサンの口癖(アコギなヤツ)
人に貸したゼニは絶対に取り立てる!!
逆に人から借りたゼニは絶対に返さない!!
これが、ゼニ儲けの基本である!!
このオッサンには、私も悪友のBigBoyも相当なゼニを貸して踏み倒された、、、
まぁ、憎めない笑えるオッサンだから勘弁してやるけどね![]()
このオッサンとの出会いは「笑えるエピソード」だからそのうちアップします。

